この日、放送された「言われてみれば見たことのないもの」のテーマは、「かんぴょうがセクシーに見える使い方」という企画で、番組スタッフはオーダーメイド専門の洋裁店へ。スタッフは「一目見ただけで採寸ができる」と語るベテラン店員に、メジャーの代わりに、食べ物の「かんぴょう」を使うことを提案。レースクイーン・グラビアアイドルの青山めぐの体にかんぴょうを巻き付け、「セクシーに見える瞬間」を捕らえるというものだ。番組では、青山の首回り、二の腕、そして太ももを、かんぴょうを使って採寸。太ももの採寸では、パンチラの瞬間をカメラはバッチリ捕らえており、無事実験は成功となった。
ところが、この内容について、ネットでは「あまりに不快」「ただのセクハラでは?」と多くの批判意見が投稿された。
本企画の立案は、『月曜から夜ふかし』の番組内でもよく登場する名物ディレクター・遠藤達也氏で、同ディレクターの企画では、同じく青山が出演する「Tシャツのシミ お色気大捜査線」(7月8日放送)がある。これは、青山の着ているTシャツについた料理のシミを、味覚コンサルタントの男性が舐めて、何の料理か当てるというもので、こちらも「かんぴょう」と同じくセクシーとエロの相乗効果を狙った企画だったのだが、同じく、「気持ちが悪い」「スタッフの悪乗りがすぎる」と大クレームを受けた過去がある。
ほかにも遠藤ディレクターは、際どいエロネタを番組内で放送しているのだが、どれも男性目線であったり、他の出演者に対し、妙に高圧的な振る舞いが多く、番組のメインのターゲット層である、若い女性視聴者から生理的に嫌われ続けているようである。
本番組のコンセプトは、オープニングでも説明されているように、「世間で話題となっているさまざまな件に対して、ちょっとだけ首を突っ込んだり突っ込まなかったりする」番組なのだが、番組が長期化(2012年放送開始)するに従い、新鮮味もなくなり、ネタ切れや今回のようにスタッフの自己満足になりがちな企画が増えてきたようだ。そろそろ、「充電期間」も必要な頃なのかもしれない……?