目下2連勝中の牝馬。新馬戦は断然人気だったディープインパクトの半弟ヴェルザンディを下しての勝利でした。好位追走からエンジンがかかるともに、ものすごい瞬発力を発揮。上がり3F34秒6の数字以上に、坂を上がってからの伸びは一頭抜けていました。
道中は頭を上げたり、不器用そうな走りをしていましたけど、直線を向くとガラッと変わる馬。まるで自分の長所を分かっているかのようです。
前走でもまたまた見せてくれました。鬼脚。残り1Fを切った坂の上りからみるみる脚を伸ばし、アッという間に前を捕らえました。上がり3F34秒3の決め手もさることながら、走破タイムも一気に縮めて芝1600m1分35秒7。しかも、重馬場で道中は走りにくそうにしていましたから、素質の高さにはホレボレします。
このとき2馬身突き放したミッキーチアフルが、シンザン記念で5着したのを物差しにすると重賞でも好勝負は十分可能。距離延長も追っつけ気味の前2走からむしろプラスに働くはずです。