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阪神C スズカフェニックス 完全復活へ手応え

 2007年中央競馬の“ラス前”を飾るのは、昨年に新設された「第2回阪神C」(JpnII 阪神芝1400m 16日)。東西のスピード自慢が仁川に集結し、覇を競う。なかでも、注目を集めるのはマイルCSで復活の兆しを見せたGI馬のスズカフェニックス。今朝(12日)の最終追い切りでも好調をアピール。春のスプリント王者の本領発揮となるか。
 さすが、と思わせる走りだった。前走のマイルCS、スズカフェニックスは3着に食い込んだ。
 マイル王ダイワメジャーを差し切るまでには至らなかったが、「まだ体調が戻り切っていないなかで、地力を示した。最後は手前をかえるのに苦労しながらの結果だから、本当に強い3着だった」と込山助手は高く評価している。
 この秋、叩き3走目。この中間は定石通りの上昇カーブを描いている。「ようやく筋肉の張りが戻ってきたね。走りにも本来の鋭さが出てきたから」

 春には高松宮記念を圧倒的な強さで制覇。1Fの距離短縮もまったく苦にならない。「今のデキならGIホースらしい走りが見せられると思う」春を思わせる強さで、07年を締めくくるつもりだ。

 【最終追いVTR】 前半から積極的に飛び出していき、勢い十分でゴール前の追い出しへ。鞍上が仕掛けてからの伸びはもうひとつだったが、前走より馬体の張りなどは確実に良くなっている。

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