報道をまとめると、これまで数々の連ドラに出演してきたキムタクだが、同局の連ドラ主演は初。昨年3月に2夜連続で放送された時代劇「宮本武蔵」で同局のドラマに19年ぶりに出演したが、同作でキムタクとの関係を深めた同局が社を挙げて「連ドラにも出てほしい」と依頼し、今回の初主演が実現したという。
ドラマの原作は漫画誌「ビッグコミックオリジナル」に97〜98年に連載された石坂啓氏の同名コミックで04年にNHKでドラマ化。キムタクが演じるのは妻子持ちの会社員で、事故により過去5年の記憶を喪失している設定。妻子の顔が仮面に見えるようになり、5年前に離婚した妻子への愛情が湧き、手元に残った謎の鍵が10本のうち、1本1本を使って「自分は何者か」、「どこに帰るべきか」を探っていくという。妻役は上戸が演じる。
「テレ朝のサッカー中継でおなじみのキャッチフレーズといえば、『絶対に負けられない戦い』だが、キムタクのドラマも絶対に他局には負けられない。放送枠は米倉涼子主演の大ヒットドラマシリーズ『ドクターX』などが好調の木曜午後9時枠で、裏番組のドラマはTBSの大島優子主演作。上戸はいずれもヒットした『半沢直樹』(TBS)、『昼顔』(フジ)でいずれも妻役を演じており、キムタクサイドとしては縁起も演技もいい上戸に頼ったようだ」(テレビ関係者)
さらに、キムタクには「負けられない」理由があるというのだ。
「自分の“育ての親”である女性チーフマネージャーが、“派閥問題”をめぐり、『週刊文春』(文芸春秋)誌上でジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長から“公開説教”され事務所内での立場が悪化。そんなチーフマネージャーの復権はキムタクドラマのヒットなしにはかなわない」(芸能記者)
キムタクはこれまでにないプレッシャーとも戦うことになりそうだ。