1988年4月、先輩・光GENJIのバックダンサーとして結成されたスケートボーイズは、91年9月、SMAPに名を改めて『Can't Stop!! -Loving-』で歌手デビュー。しかし、デビュー前の同年1月に、日本武道館でライブを行なっていたのだ。ジャニーズ初の1日3公演は、即日完売。3公演で3万人を動員した。平均年齢16.6歳の男性グループは、武道館史上最年少の記録だった。これが、SMAP挑戦の序章となる。
翌92年には、1日5公演。94年にはジャニーズ武道館記録最多となる1日6公演にチャレンジ。第1幕は午前9時半に開演という無茶な設定だった。
SMAPが、デビュー前に達成したジャニーズ初の偉業はまだある。89年、初のタイアップCMとして出演した『森永乳業 SMAP』で、製品名がSMAPの乳酸飲料を発売していたのだ。3種類の味があり、スケートボーイズ時代を植えつけるべく、スケートに乗りながら都会を疾走する内容だった。
デビュー後は、アイドル不遇時代という打撃を食らったが、SMAPは鳴り物入りのデビューだったのだ。