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CD発売で好セールスが続く“SMAP” そのワケは?

 55枚目の両A面シングル『Otherside/愛が止まるまでは』が、9月21日付オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得したSMAP。これにて、シングル1位獲得数を通算33作、初登場1位を22作、“デビューから連続トップ10入り作品数”を55作に伸ばし、自身が持つアーティスト歴代最高記録をみずから更新した。CDデビュー25周年を来年に控えるSMAPが、今なお音楽面で好セールスを堅持できている理由は、10代で受けたスパルタ式ライブ活動にあったかもしれない。

 1988年4月、先輩・光GENJIのバックダンサーとして結成されたスケートボーイズは、91年9月、SMAPに名を改めて『Can't Stop!! -Loving-』で歌手デビュー。しかし、デビュー前の同年1月に、日本武道館でライブを行なっていたのだ。ジャニーズ初の1日3公演は、即日完売。3公演で3万人を動員した。平均年齢16.6歳の男性グループは、武道館史上最年少の記録だった。これが、SMAP挑戦の序章となる。

 翌92年には、1日5公演。94年にはジャニーズ武道館記録最多となる1日6公演にチャレンジ。第1幕は午前9時半に開演という無茶な設定だった。

 SMAPが、デビュー前に達成したジャニーズ初の偉業はまだある。89年、初のタイアップCMとして出演した『森永乳業 SMAP』で、製品名がSMAPの乳酸飲料を発売していたのだ。3種類の味があり、スケートボーイズ時代を植えつけるべく、スケートに乗りながら都会を疾走する内容だった。

 デビュー後は、アイドル不遇時代という打撃を食らったが、SMAPは鳴り物入りのデビューだったのだ。

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