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本当にあった怖い彼氏〜家の壁を殴り続ける男〜

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画像はイメージです

南野優里香(仮名・28歳)

 彼はかなり神経質な性格で、少しの騒音ですぐにイラっとした表情を見せます。例えば、映画館に行った時は、後ろの席の人が風邪気味なのか咳をしていると、その度に振り向き、舌打ちをしたりします。それを何度もずっと続けるので、映画には全く集中できませんでした。

 また別の日、彼の家に行くと、壁に殴ったような跡があり、大きくヘコんでいたんです。その理由を聞くと、どうやら隣人の騒音が酷すぎて、壁を殴ってしまったのだとか。私が部屋にいる時は、何も聞こえて来ないのですが、時間帯によっては、大きな話し声が聞こえるなどでストレスになっているそう。それで、壁を殴ってしまったということです。どんな人が住んでいるのか聞きましたが、まだ見たことはないとのこと。それで、ある日、彼の家から帰る時、ポストの前を通ったので、その騒音を出している部屋番号を何気なく見ました。すると、テープが貼ってあり、郵便物が届かないようになっていたんです。彼の部屋とその騒音を出す部屋は1階です。なので、もしかしてと思い、窓側に回って部屋の方を見てみると、完全に空き部屋になっていました。これは多分、お化けとかそういう話ではなく、彼の思い込みなのではないかと思いました。

 以前から彼は雑談で、頻繁に他人の悪口というか、他人が自分のことを悪く言ってるみたいな話をするんです。それが知り合いのことだけでなく、ほとんど面識のない飲食店の店員にまで、「あいつは俺のこと絶対嫌ってる」とか、「俺の料理に毒物を入れてると思う」みたいなことを真顔で言うんですよ。なので、私もいつ彼の敵にされるかわからないため、怖い気持ちがありますね。

写真・Tim Green aka atoach

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