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夫・押尾の“暴走”を見抜けなかった? 矢田亜希子に責任はないのか

 再逮捕後、取り調べが進む押尾学容疑者。MDMAで変死したホステスの女性以外にも、モデルや女優、その他薬物を一緒に使用した女の話がザクザクと出てくる。薬物を使用しないまでも、男女の関係にあった愛人や、その他パトロンなど酒にまつわる付き合いで異性同性を問わず押尾が遊び歩いていた事は事実。役者やミュージシャンとして大きな仕事も入っていなかった彼が仕事とかこつけて結婚生活をないがしろにしていた事もまた事実である。そんな夫の暴走を許していた元妻・矢田亜希子に責任は無いのか。

 矢田との結婚中も、夜遊びが絶えなかった押尾は、矢田が長男を連れて里帰り中にも親密女性のマンションから二人で出てくるところを写真誌に撮られていた。その後、女性のマンションには友人数人でいたと釈明していたが、新婚で子供が生まれたばかりの男が、妻の知らない女性のマンションに男女数人で集まって何をするのだ。乱交薬物パーティー? 最初から友人たちなどいなく、よその女とセックスして出てきた事は明白である。
 この報道が出た時に、矢田と押尾の間になにか話し合いがあったかは定かでないが、その後矢田はドラマ復帰した。いよいよ離婚準備か? と思いきや、今度は押尾が海外でオーディションを受けたり、映画に出演したりと、子供が生まれた事で仕事に意欲を見せていたように見えたので「そう簡単に別れまい」と誰もが思った。その矢先、エイベックス解雇、一連の逮捕、矢田との離婚に至ったのだ。

 ここで整理し考えてみると、押尾が逮捕された時点でほぼ別居状態であったという矢田は、本当に夫が薬物や浮気を繰り返していた事を知らなかったのだろうか。それは考えられない。いくら家庭に入ったとはいえ、業界関係者に夫の動向を聞く事も可能であろうし、耳にも入るだろう。押尾本人がいくらシラを切ろうと、あれだけ派手に遊んでいたら夫の浮気ぐらいは絶対に分かるものである。矢田は押尾が犯罪に近い事をしていた事も分かっていたに違いない。矢田は元夫について何か知っているから沈黙を守り、今だに仕事復帰できずにいるのだ。
 同時期に起きた麻薬事件の当事者・酒井法子でさえ、厚顔無恥に自ら通う福祉学校のPRに露出している。世間の甘さを考えたら、「かわいそうな妻・矢田亜希子」の商品価値は高い。元夫の逮捕と自分はまったく関係無いのなら、もうドラマなどに出てて当たり前なのである。でも矢田が一切露出を避けているのは、押尾の事件が芸能界、経済界、はたまた政界まで飛び火するほど根の深いものだということを十分わかっているからに他ならないし、さらに知られたくない事実が他にもあるからだろう。

 押尾と離婚した矢田は、ショックで急速に痩せていったという、これもパフォーマンスの可能性が高い。それはショックだろうが、たとえ夫の実情を知っていて、前から離婚を考えていたとしても、円満な仕事復帰を考えれば「かわいそうな妻」を演じる必要はあるからだ。もともとスリムな女優が痩せるのはわりと簡単だし、“激やせした”彼女の写真は出回っていない。

 最初から反対されていた素行の悪い押尾との結婚。この汚点は矢田の女優生命を危うくしている。「矢田は押尾に騙された」という見方もあるが、そもさま家族を守りたい夫は最初から薬物や浮気をしない。完全に矢田は押尾になめられていた。これは“良妻イメージ”の矢田としては壊滅的。被害者の遺族の心境を考えると、たとえ離婚していようと前夫が事件の真相を全部自供するまでは、矢田もドラマやCMで自身を露出することは叶わないであろう。

 幼い子を抱えて世間の視線に耐えなければならない矢田はかわいそうであるが、夫・押尾の“暴走”を見抜けなかった、彼女に責任が無いとは言えない。妻子に良心を残していたにもかかわらず、軽はずみで破滅的な行為に耽った押尾学。彼は特別な性悪な男なのだろうか、さらに矢田との結婚生活は他の快楽に負ける程度のものだったのだろうか。その鍵をにぎる彼女は単に“配偶者不貞”の被害者ではなく、ある意味押尾事件の最も重要な人物でもある。

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