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昼はOL夜はホステス実は人妻な秋田まちこの“お水なう”(34)〜女の戦い! 殴り合う嬢たち【前編】〜

 おはようございます。秋田まちこです。
 つい先日、駅のホームで怒鳴り合いの喧嘩をしている女性2人を見かけたのですが、そのときにふと思い出したお話を今回はお送りしたいと思います。

 あれは、私にとって2店舗目となるキャバクラでの出来事でした。そのお店ではいわゆる「派閥」というものがあり、数十人のキャストたちは皆「理恵派」か「百花派」のどちらかに属していました。No.1だった理恵さんは元ヤン風のチャキチャキ湘南っ子で、営業スタイルはオラオラ系の姉御肌タイプ。対する百花さんはNo.2で、ブリブリの甘えん坊さん、話し方は小倉優子系の天然おっとりタイプでした。2人は見た目も性格も正反対で、お互いに敵視し合っていたのです。

 私は知り合いの紹介で入店したので、百花さんと繋がりがあったこともあり自動的に「百花派」に属していました。

 事件が起きたのは百花さんのバースデーでした。キャバ嬢にとって1年で1番大切な日と言えるであろうこの日に向けて、百花さんの営業には相当力が入っていました。
 当日のお店は凄まじい忙しさで、トイレに立つ暇もないくらいの大盛況ぶりでした。私はというと、百花さんのヘルプをせわしなくこなしていました。タイミングを見計らってやっとの思いでトイレに立ち、口紅を塗り直してフロアに戻るや否や、ある席から私に指名が入りました。百花さんのお客様の中に、私を気に入ってくださっている方がいたからです。その日は6名の団体でいらしていました。百花さんは席を外していて、そこでは「理恵派」のキャストたちがヘルプをしていました。その席で私はとんでもない光景を見てしまったのです。「理恵派」のキャストたちが百花さんのお客様(そのお客様はとても羽振りのいい方でした)にガンガン営業しているではありませんか。しかも連絡先の交換まで強請っていたのです。なんだか嫌な予感がしました。これはいけない、と思った私はトイレに立ったフリをして、当時一番信頼を寄せていたマネージャー、飯島さんの元へ走りました。(続く)

ブログ http://ameblo.jp/akitamachiko69/
Twitter akitamachiko69

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