それから、マツコは会見の途中で、岡本社長があまりにものらりくらりと言葉を述べるので、時間の無駄だと察知した記者が、自ら引く場面もあったと話した。会見がまだ続いていると知ると、「まだやってんの?」と驚き気味であった。結局、会見が終了したのは午後7時半で、約5時間半におよんだ。それでも、ほとんどが無意味な話に終始してしまったのは確かかもしれない。
司会のふかわりょうが「宮迫さん亮さんの会見で世の中の潮目が変わった感じもある」と指摘すると、マツコは「あくまでも個人的な感想」と前置きしつつも、「顔とか見ていても、あの2人の『もうどうなってもいい』っていう腹切る覚悟で出ていたのと比べると、何かを変える気はねぇのかなっていう」と痛烈に批判した。これには、ネット上では「確かに顔からして違ったわ」「会見長くやればいいもんじゃないだろう」といったツッコミも見られた。
雨上がり決死隊の宮迫博之と、ロンドンブーツ1号2号の田村亮が、自前の記者会見を打ったのは、直接の謝罪会見の場を吉本興業がいつまでも用意してくれないことに業を煮やしたため。吉本的には時間経過で、うやむやに決着しようとしていたと見られる。そのスタンスは、今回のグダグダ会見にも現れたのかもしれない。
マツコが指摘する通りに、会見に対する覚悟の違いが評価を分けてしまったとも言えそうだ。