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愛人12人? 「ヘドロ芸人」、40万円で売られた過去が

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2丁拳銃・小堀裕之、川谷修士

 日本テレビ系『人生が変わる1分間の深イイ話』で付けられた肩書きは、“ヘドロ芸人”。2丁拳銃・小堀裕之は、ポンコツ芸人&パパの代表格のような存在になった。

 2丁拳銃といえば、デビュー時は相方の川谷修士がイケメンだったことで、アイドル人気が抜群。関西の演芸シーンを背負って立つ存在と目された。『M-1グランプリ 2003』、『THE MANZAI 2014』のファイナリストとなった実力派だ。昨年デビュー四半世紀を迎え、熟練漫才師の域に達している。

 ところが、芸事に対して真面目な川谷と反して、小堀は、4人の子どもと愛妻・真弓さんをほったらかし。元来、浪費癖があるうえ、趣味の音楽活動に没頭するあまり、家を何日も空ける。芸人としてのレギュラーは0本。生活は常に火の車だ。

 小堀はそんなこと、我関せず。17年には、愛人が12人もいたことを千原ジュニアにバラされている。

 彼が底なしのがクズ人間になった理由は、幼少期にあるようだ。

 「生い立ちが奇怪すぎるんです。祖父は議員なので、由緒ある名家だったのですが、小堀さんのお父さんが絵に描いたようなドラ息子。一代で財産を食いつぶすほど、お金にだらしなかったといいます。成人してからは、2度も自己破産。スゴいのは、母も1度破産しているところです」(芸能雑誌のフリーライター)

 両親は、それぞれが浮気した。父の相手は、小堀の友だちの母親。母の相手は、そんな父の浮気を教えてくれた男。当時住んでいた実家の2軒隣の煙草屋のオヤジだった。つまり、両親でダブル不倫だったのだ。

 小堀は最初、母に引き取られた。それにともない、姓が「種村」に変わった。しかし、小堀家はひとり息子。跡継ぎがいなくなることを危惧して、母は息子を40万円で父に譲渡した。これにより、再び「小堀」に戻った。しかし、実の父、友だちの母との3人生活はうまくいかず、母の元へ再び戻った。

 これにて一件落着かと思いきや、事の顛末には続きがある。父は浮気相手と別れ、住む場所を失った。それを理由に、母とヨリを戻した。だが、急場しのぎの結婚生活が長続きするはずなどなく、両親は再び離婚した。

 お笑い芸人たるもの、海千山千は当たり前。しかし、ここまでエキサイティングな人生も珍しい。

 川谷の妻で、放送作家の野々村友紀子からはいつも説教を食らっている小堀だが、昨年末には、『上方落語台本大賞』で入選作の「運動会」が優秀賞を受賞している。

 芸人としての才覚も鈍っていなかった小堀。12人の愛人たちは、このギャップにヤラれたのかも……。
(伊藤由華)

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