search
とじる
トップ > スポーツ > 口は災いの元! DeNA・中村ノリ “キューバの至宝”グリエル入団で2軍幽閉が確定?

口は災いの元! DeNA・中村ノリ “キューバの至宝”グリエル入団で2軍幽閉が確定?

 まさに、口は災いの元。舌禍事件を引き起こしたDeNAベイスターズのノリこと中村紀洋内野手(40)が極めて厳しい状況に追い込まれた。

 ノリといえば、5月6日の巨人戦(東京ドーム)で、8回表無死走者一塁(走者は俊足の梶谷隆幸外野手)の場面で打席に入る際に、首脳陣に「状況によっては走者を走らせず、打撃に集中させてほしい」と要望。これが、首脳陣批判と判断され、「チーム方針に従わない言動があった。今回は懲罰的なところがある」(中畑清監督)として、翌7日に出場選手登録を抹消され、2軍に降格させられた。

 これを受けて、ノリは自身のfacebookに「キャンプでの2軍スタートを経て、開幕も2軍スタートなった今季。僕はその時点で、ある感覚に襲われていました。『自分は必要とされていないのか』」「チームとして勝つために最善を尽くす。これは野球選手として当然のことです。チーム方針に従い、歯を食いしばって2軍で調整してきた。いつかチャンスはあると信じて。それでも、今回の相談するという行為が『批判』と映ったならば寂しいことですし、自分としてはどうモチベーションを保つべきか苦悩しています。勝つために1軍のフィールドに僕は必要ないのだろうか…」などと書き込んで事態をこじらせてしまった。

 あれから、1カ月が経ち、ノリはどうしているのか? 最短10日で1軍復帰どころか、事件から1カ月が過ぎても、上からお呼びは掛からない。それでは、2軍ではどうかというと、6月1日のロッテとのイースタン・リーグ公式戦(平塚)で、四番指名打者でスタメン出場した試合を最後に、試合にすら出してもらえない状況。

 2軍ではモチベーションが上がらないのか、同10日現在、打撃成績は28打数4安打0本塁打1打点、打率.143と散々。いくら実績があるノリといえども、この悲惨な成績では1軍復帰は難しい。

 さらに、追い討ちをかけたのは“キューバの至宝” ユリエスキ・グリエル内野手(30)の入団だ。キューバを代表するスラッガーのグリエルは同8日の楽天戦(横浜)でデビューし、いきなり猛打賞の活躍ぶりを見せた。

 グリエルのポジションは三塁か二塁で、この試合では三塁を守った。本来、三塁手のアーロム・バルディリス内野手は一塁に回り、一塁手のトニ・ブランコ内野手は指名打者に入った。

 ただ、今後、指名打者が使えない試合、交流戦が終わった後については、主砲のブランコを外すわけにもいかないため、バルディリスが控えに下がるか、あるいは二塁手の石川雄洋内野手が外野または控えに回る見込みで、ぜいたくな布陣となる。

 ノリが守れるポジションは三塁と一塁で、グリエルやブランコとポジションがかぶるノリの出番は回ってきそうにない。1軍から呼ばれるとしたら、勝負強さを買われての“代打屋”になるだろうが、このまま2軍に幽閉されたまま、シーズンを終えてしまう可能性もありそうだ。
(落合一郎)

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ