CDデビュー20周年を迎えたTOKIOが、それを記念して、同21日から日テレの人気番組とコラボしたが、同番組はその締めくくりだった。
95年11月に深夜枠でスタートした同番組は、98年4月から現在のゴールデン帯に昇格。これまでの最高視聴率は04年10月3日放送の2時間SPの25.0%だったが、今回、それに匹敵する歴代2位の数字をマークした。
TOKIOといえば、リーダーの城島茂が「24時間テレビ37 愛は地球を救う」のチャリティーマラソンで完走。それを、メンバーがサポートした姿は視聴者の感動を誘い、改めて、その存在感が再認識させられた。
同番組が高い視聴率を挙げたことで、他局の裏番組は軒並み低迷。フジテレビは人気ドラマ「マルモのおきてスペシャル2014」(阿部サダヲ、芦田愛菜、鈴木福主演/午後9時〜11時9分)を3年ぶりに放送したが、視聴率は12.9%どまり。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)第39話(28日)は14.6%で、前週より0.4ポイントダウンした。
他のおもな裏番組は、TBS「アジア大会2014韓国仁川」(レスリング決勝など/午後6時30分〜10時54分)が10.2%。テレビ朝日の「大改造!!劇的ビフォーアフター」(午後6時58分〜8時54分)が7.4%、日曜洋画劇場 特別企画「あなたへ」(高倉健主演/午後9時〜11時10分)が7.4%。フジ「逃走中〜時空を超える決戦〜(前編) 逃走中〜時空を超える決戦〜2週連続SP」(午後7時〜8時54分)が9.4%。テレビ東京の日曜ビッグバラエティ「元祖!大食い王決定戦〜新世代最強戦〜」が7.5%だった。
また、先週ですべての夏ドラマがすべて終了。上戸彩が不倫妻を演じた「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」(フジ/木曜日午後10時〜)最終回(15分拡大/第11話/25日)は16.5%と、4週連続15%超え。全話平均視聴率は13.9%で、夏ドラマでは「HERO」(フジ/木村拓哉主演)に次いで2番目の好視聴率となった。
一方、フジテレビ開局55周年記念ドラマとして放送された「若者たち2014」(妻夫木聡主演/水曜日午後10時〜)最終回(第11話/24日)は6.1%で、過去ワーストタイ。全話平均視聴率は7.8%にとどまり、「HERO」「昼顔」とは明暗を分けた。
なお、29日にスタートしたNHK連続テレビ小説「マッサン」(月〜土曜日午前8時〜/玉山鉄二&シャーロット・ケイト・フォックス主演)初回は21.8%。前々作の「ごちそうさん」(杏主演)初回の22.0%には及ばなかったが、前作「花子とアン」(吉高由里子主演)初回の21.8%と並ぶ好スタートとなった。
(坂本太郎)