前走のフラワーCはブラックエンブレムからアタマ差の2着。道中はスローの流れを後方で折り合って追走し、4角では11番手。前を捕らえるのは少し厳しい位置取りに思えましたが、馬場の真ん中から強烈な鬼脚で追い込みました。上がり3F34秒9はメンバー最速で、追えば追うほど伸びるタイプです。
この馬のセールスポイントは終いの爆発力、反応の良さ、そして、馬込みにも入れる強い精神力です。とにかく器用なレースセンスが光りますよね。もっとも、脚質を考えると断然、東京向き。コースがわりは間違いなくプラスです。
420kg台の小柄な馬体ですが、中間は前走の疲れもなく元気いっぱい。動きも抜群で、実質的な追い切りとなった先週にはポリトラックで5F66秒台をマーク。さらに調子を上げています。
オークスに出走するためには絶対に負けられない。非凡な闘争心で、開幕週の馬場をどこまでも突き抜けます。