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心霊スポット見学に警告

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画像はイメージです。

 神奈川県厚木市。今は廃墟となった恵心病院という建物がある。元病院というシチュエーションも手伝ってか心霊スポットして有名だ。学校が夏休みになると肝試しにやってくる人間が圧倒的増えると言う。しかし、夜中に見物にやってくる彼らのマナーに近隣の住人は大迷惑。市に陳情をしたり自治会で対策を協議したりと迷惑行為の対応に本腰を入れ始めた。心霊スポットを抱える自治体にはありがちな光景と思いきや取材を進めてゆくと意外な現実が見えてきた。
 恵心病院の近隣に住むあるお年寄りは話す。
 「この病院は確かに不気味だけど幽霊騒ぎは聞いたことがないんだよね…。なんでも、かなり著名な霊媒師の人に見てもらったことがあるようだが、その人も幽霊などはいないと断言したみたいですよ。この辺に住んでいる人はオバケ的な怖さはあまり感じていないんじゃないかな…」
 実はこちらの病院のように霊的にまったく影響を受けていない廃墟が心霊スポットとして大々的に取り上げられているケースが全国的に報告されている。ただ単に古い建物が若者たちによって心霊スポットとして祭り上げられ、周囲までも汚して去ってゆく。近隣住人にとってこれほど迷惑な話はないし、そのような建物に侵入したりする不届き者も現れ、安全上の不安を感じる住人も多数いた。夏の思い出として刺激を求める気持ちはわからないでもないが、決してお行儀のいいものとは言えないであろう。
 一方で、一般科学理論では説明のつかない不可思議な出来事が続出する、本格的に危険な恐怖心霊スポットも確かにある。そのようなスポットの中には見物人が帰り道に説明不能の事故を起こし命を落としたと言う話もありあまり穏やかな場所ではないようだ。実は、テレビ、新聞などの各種報道機関はそのような強い霊的作用が働くスポットをバラエティに扱わないよう細心の注意を払いっている。また専属の霊媒師と契約している報道機関も多数存在。数年に一度「心霊スポット放送禁止MAP」を作成し制作者・視聴者に影響を与える危ないスポットを誤って取り扱わないよう対策を立ている。
 「テレビの出演者やスタッフが謎の事故にあったり病気にかかたりする出来事は頻繁に起こっているんです。業界のタブーですが一般の方も少しは耳にしたことがあるのではないでしょうか?」今回絶対匿名を条件にNMR特捜部のインタビューに答えてくれたA大師も東北地方で霊媒師として活躍する傍ら、あるテレビ局と専属の霊媒師契約を交わしている。

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