−−前走のジュニアCは初めての芝を克服して、2連勝。内容も着差(クビ)以上に強かったですね。
畠山吉師「直線の脚(上がり3F34秒4はメンバー最速)は1頭だけ際立っていた。全体の時計(1600m1分34秒1)も優秀だったし、芝にメドが立ちました」
−−それまでの3戦はダートを使ってきましたが?
畠山吉師「兄姉の中で、半兄のワールドクリーク(東京大賞典ほか、ダート9勝)一頭が飛び抜けていて、他に判断基準がなかった。そこで、無難にダートからデビューさせたわけなんです」
−−この馬のセールスポイントは?
畠山吉師「前に壁をつくる競馬ができれば、終いは確実にいい脚を使えるところですね。2戦目(2着)に負けたのは、それができなかったのが響きました。まさか逃げることになるとは、まったくの想定外でしたからね(笑)。前走も(ジョッキーに)注文を出したのはその1点だけ。完ぺきに乗ってくれました」
−−1F延長とコースがわりについては?
畠山吉師「ダートだったとはいえ、コースも距離も克服済み。むしろ、千八に延びることで、レースはしやすくなると思っています」
−−中間の調整過程を教えてください。
畠山吉師「1週前に古馬(1600万・グリーンアラモード)とハードな併せ馬を消化。先行していたとはいえ、脚色は優勢だったし、態勢は整っています」
−−最後に意気込みをお願いします。
畠山吉師「前に壁をつくる自分の競馬ができれば、重賞メンバーのここでもチャンスはあると期待しています。応援してください」
【最終追いVTR】サマーエタニティ(3歳500万)と併せ馬。5Fから3馬身先行してスタートを切り、相手が来るのを待って直線からは併走。手応えではやや見劣ったが、馬体の張り、気合乗りはともに上々。デキに不安はない。