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高松宮記念(GI、中京芝1200メートル、29日) ローレルゲレイロ “柔軟仕上げ”で結果出す!

 今年こそ、今度こその思いがひしひしと伝わってくる。「GIを勝てる器だと信じてやってきたから。昨年とは違う結果を期待している」と昆調教師は言い切った。

 昨年の高松宮記念、ローレルゲレイロは4着だった。果敢にハナを奪ったが、粘りがあと一歩足りずファイングレインの決め手に屈した。あの悔しさから1年、教訓と反省、そして工夫は「チェンジ」への起爆剤だ。
 昨年のこのレースは決して本気の参戦というわけではなかった。当時はゲレイロをマイラーに育てようとしていた真っ最中。1400メートルだった阪急杯の勝ちっぷりがあまりにも良かったため、最大目標の安田記念の前にと、高松宮記念出走が急きょ決まった。いわば「寄り道」だった。
 そんな経緯だから「スプリント戦が久々になってしまった。逃げることはできたけど、馬が流れに戸惑っていた」と振り返る。そこで今年はスプリント戦に狙いを特化。昨暮れには8着ながら、香港スプリントの激流も経験した。
 「まるで1000メートルのような息の入らない厳しい競馬だった。ここに向けてあのレースを経たのは非常に大きい」と成果を強調した。

 さらに、調教も昨年までとは変えてきた。ゲレイロは栗東坂路で常に好タイムを出すケイコ大将。これまでは馬の行く気に任せた追い切りばかりだったが、前走の中間から余裕を持たせたソフトな仕上げにしたのだ。
 「馬体に幅が出てピークといえる仕上がり。これなら最後のひと押しが利くと思う」と自信を見せた。
 今回は同型のサープラスシンガーが出てこない。「しかも、藤田が騎乗してくれる。彼がハナを主張すればだれも競ってこない」と鞍上の存在感も強い味方だ。
 開催最終日でも、例年と違って内が伸びる今の中京。「いろんな条件がそろったね」と、これ以上ないほど、心地いい追い風が吹いている。

 【最終追いVTR】坂路で単走で追われ、800メートル52秒8→38秒7→12秒7。前半からスピード感あふれる走り。もともとケイコ駆けするタイプとはいえ、ラストまでしっかりと脚を伸ばす好調教。馬体の張りも申し分なく、ピークの状態に仕上がった。

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