結成16年の「バイきんぐ」。現在、小峠は深夜の「害虫駆除」のアルバイトを週5回、西村は深夜の「コールセンターでクレーム処理」のアルバイトを週4回行っているというが、「お笑いが好き」(小峠)という気持ちでコンビを続けてきた。「さらば青春の光」「銀シャリ」「トップリード」「かもめんたる」「うしろシティ」「しずる」「夜ふかしの会」と共に参加した決勝戦では、「卒業生」と「帰省」という再会をテーマにした2つのネタを披露。他の7組を抑え、見事、キングの座を勝ち取った。
決勝戦終了直後に会見を開いた「バイきんぐ」は、「まだ実感がわかなくて、ふわふわした感じ」(西村)と感想を口にした。2人には賞金1千万円のほか、TBS系列番組への出場権らが与えられるが、スカイダイビングや外国行きなど未経験のことに挑戦したいと明かし、番組に呼びたい人として、西村は「(女優の)鈴木京香さん」、野球やサッカーなどは一切見ないが女子バレーボールは見るという小峠は「(元バレーボール選手の)大山加奈さん」の名前をあげた。
また、この所、下積みの長い芸人たちがお笑いのコンテストイベントをきっかけにブレイクしているが、西村は、「(その流れを)続けて行けたらといいなと思います」と笑顔を見せ、小峠は、お笑い芸人のスギちゃんや、お笑いコンビ「Hi-Hi(ハイハイ)」らのように「今からテレビの露出を増やしていって、続けていかなあかんなと思います。これ(=キングオブコント優勝)だけではだめだと思っています」と、兜の緒を締めた。(竹内みちまろ)