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七夕賞 気配、動き申し分なし シャドウゲイト仕上がり完璧

 前走の金鯱賞で0秒2差2着に激走し、復活の狼煙(のろし)を上げたシャドウゲイト。勝ち馬のサクラメガワンダーは直後の宝塚記念で2着と好走、この馬の底力が改めて浮き彫りにされた形だ。

 2年以上、勝ち星から遠ざかっているが、もともとシンガポール航空国際C(2007年)を1馬身1/4突き放して勝った国際GI馬。中山金杯(GIII)勝ちを含めた実績はメンバー屈指といえる。
 前走後は短期放牧に出されリフレッシュ。2週前に帰厩し、順調に乗り込まれてきた。1日には坂路で800メートル51秒6→37秒2→12秒2を馬なりでマーク。仕上げに抜かりはない。「いい意味でデキは平行線できている。叩き3戦目で馬にやる気がみなぎっているし、今の状態を維持できればいい」と加藤征調教師。

 トップハンデの57.5キロを背負わされたが、「賞金別定なら58キロだし、前走で結果を出しているから」と指揮官は意に介さない。昨秋の福島記念が同じ57.5キロで0秒4差5着。「あの時は1コーナーから外を回らされて後手後手の競馬になった。まともなら際どかったと思う。脚質的に福島コースは合っているはずだし、二千は得意中の得意だから」
 開催4週目で荒れてきた馬場状態も好材料。「国際GI馬だということを思い出してもらえるような競馬をしたいね」と、同師は久々のVに気合が入っていた。

 【最終追いVTR】Wコースで6Fから僚馬ピュアロング(古馬500万)を1秒追走。徐々に距離を詰め、直線では一杯に追う併走馬に対して、馬なりのま1/2馬身先着。6F79秒4、上がり3F37秒3→12秒8と時計も上々だった。気配、動きともに申し分ない。

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