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サッカー 反町ジャパンに波紋。OA枠をめぐる明と暗

 サッカー23歳以下(U-23)日本代表が12日、東京・国立競技場で北京五輪メンバー選考前の最終の試合となるカメルーンU-23戦に臨み、0-0で課題の得点力不足は解消されなかった。もはや24歳以上のオーバーエージ(OA)枠に頼るしかない反町ジャパンだが、いったい誰が選ばれ、誰が当落線上なのか。北京五輪OA枠の天国と地獄とは。

 決定力がテーマだっただけに、結果がすべてを物語った。シュート14本はすべて空砲。前半9分、MF梅崎の右からのクロスをFW森本がフリーで合わせるも、まさかのミスキックで決定機を逃し、その後もFW陣にゴールは遠かった。
 反町監督が試合後「決められなかった。そこがこれから解決しなきゃいけないところ」と提起したように課題は明確。五輪メンバー18人のうち最大3人まで認められる24歳以上のOA選手枠でゴールを奪えるエースストライカーの招集が不可欠となるが、現時点でOA枠は誰が有力なのか。
 ある協会関係者が言う。「当然ながら候補としてはいまタイ遠征中のA代表のFW勢と高原。海外組は欧州リーグ開幕前で本人の意向がないと厳しそうですが、松井はオリンピックに出たいって公言してますし、不完全燃焼だったアテネのこともあるでしょうから」
 OA枠でFWを何人招集するかで反町ジャパンFW陣の当落も変わってくる。「強いて言うなら先発した森本以外の李、エスクデロ、興梠は横一線でしょう。あと平山とカレンはトゥーロンに行ってない時点で厳しい」(前出関係者)
 OA枠に揺れる反町ジャパン。すでに指揮官は「あすの新聞に書かれるので喋りたくない」「オーバーエージノイローゼです」などと頭を抱えている。

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