主演のKAT-TUN・亀梨和也に山下智久が加わり、『野ブタ。をプロデュース』(同局)の限定デュオ・修二と彰がおよそ12年ぶりに復活。今作では、スペシャルユニット・亀と山Pとなって、主題歌『背中越しのチャンス』を5月17日にリリースする。ドラマのエンディングでは、ヒロイン役の木村文乃と3人で踊る“ボク運ダンス”が流れている。星野源の“恋ダンス”に追いつけるか、何かと話題が多い。
そんな“ボク運”のキャスティングに色めき立っているのは、お笑い業界だ。レギュラーで、3人もの芸人がキャスティングされているからだ。主人公・亀梨の会社の同期で、台詞量がかなり多めなのが、ハライチ・澤部佑。その職場仲間に、オテンキ・のりがいる。さらに、亀梨の会社の隣室に勤める木村の上司で、女社長を演じるのは阿佐ヶ谷姉妹・渡辺江里子。まさに“運命の配役”といえよう。
他局でも、芸人が活躍している。まさかの女優デビューで、しかも主役の1人を担ったことで俄然、注目度が高まったのは、ブルゾンちえみ。『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)で、桐谷美玲、水川あさみとのトリオで、理系女子を演じている。芸人になる前には演技の経験もあったため、評価は悪くない。しかし、初回視聴率は、まさかの9.5%で1ケタ発進(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。お祝儀的な初回からコケてしまった感は否めない。研究員として、インパルス・堤下敦も出演している。
一方、TBS系の『リバース』に出演しているのは、バッファロー吾郎A。戸田恵梨香と藤原竜也が通うコーヒー専門店・クローバーコーヒーのマスター役だ。妻に扮しているのは、付き合いが長いYOUだ。
喋りの達人である芸人は、漫才で話術、コントで演技力が問われる。その蓄積が、本格的なドラマ進出となって実を結ぶ。今クールで、ブルちえを超える芸人は出てくるか。6月まで、楽しみだ。