昨年のこのレースを7番人気で制覇。2周目の向正面からペースアップし、中団のインから3角で外に持ち出してスパート。4角で先頭に立つと、そのまま粘り強く後続を抑えて重賞初制覇を飾りました。
今回も手綱を取る吉田豊騎手の絶妙な追い出しも素晴らしかったですが、この馬自身、あれだけのロングスパートをかけられるのですから大したものです。まさしくスタミナの塊のようです。
斤量は昨年より1キロ重い58キロとなりましたが、500キロ前後ある馬格から不安はないでしょう。京都大賞典、AR共和国を使って叩き3戦目という昨年と同じローテーションも好感が持てます。もちろん、状態は前走以上で、中間はここを目標に万全の態勢が敷かれてきました。
父メジロブライトから受け継いだステイヤーの血はまだまだ衰えることはありません。連覇を達成し、最強ステイヤーの座に輝きます。