◎サプレザ
○スマイルジャック
▲ライブコンサート
△オウケンサクラ
△キンシャサノキセキ
昨年、ペリエ騎手でこのレースに3着したサプレザが心身ともにひと回り成長しての再挑戦。陣営のコメントでは、「京都に来てから状態が良くすごくいい雰囲気だ。昨年よりもいい体つきになっている。昨年は、ヨーロッパ以外の国に行くのが初めてで何かと難しい部分があったが、今は輸送に動じなくなった」言葉どおりなら昨年の実績を考えても勝ち負けになる。不安材料は、昨年と同様に最大の敗因となった外枠からの発走…。昨年(7枠15番)よりも一つ外の16番枠。この点に関しては陣営もさぞ頭が痛いだろうが、名手ルメール騎乗であり綿密に作戦を立てていることだろう。英G1サンチャリオットSを制したことでボーナス獲得の権利が発生。勝てば1着賞金1億円に加え褒賞金1億円が加算される。本気度を問うのはもはや愚問。エリザベス女王杯に続き、今週もヨーロッパの牝馬が古都のG1を制する。相手には、3年連続の挑戦となるスマイルジャックを推奨。昨年も僅差6着に健闘。毎日王冠、天皇賞(秋)の2戦は見せ場はありながら、1600mでピタリと止まっていただけに、距離短縮で見直す手だ。他では、前走の富士Sを休み明けで2着したライブコンサートが不気味。昨年の安田記念(5着)でウオッカ、ディープスカイ、カンパニーを相手に善戦しており、力量的には十分に足りる。追い切りの動きも素軽くなっており、流れが向けばいい競馬に持ち込めるだろう。抑えに、異例のローテーションで臨む3歳牝馬・オウケンサクラとマイル戦で大きく評価を下げているキンシャサノキセキを。確かにベストではないが、1600mもギリギリ守備範囲だ。
【馬連】流し(16)軸(2)(3)(4)(17)
【3連単】フォーメーション(16)→(2)(3)→(2)(3)(4)(16)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。