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ジャクソン、ビヤヌエバにも賛否 タイトル獲得後2年で解雇された選手も、国内移籍したプロ野球助っ人たちの明暗

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 国内球団でプレーしていた助っ人が、国内他球団へ移籍する事例が相次いでいる今オフの球界。12月4日には元広島のジャクソンがロッテへ、翌5日には元巨人のビヤヌエバが日本ハムへ移籍することがそれぞれ発表された。

 両者の移籍を受けたネット上のファンは「一から新しい助っ人探してくるよりは信頼できる」、「他球団クビになった選手を獲っても意味ないだろ」、「戦うリーグが変わったことにどう適応するかがカギだと思う」と様々な反応。ジャクソン、ビヤヌエバが成功するのかどうかは、ファンの間でも意見が分かれているようだ。

 ジャクソン、ビヤヌエバのように、国内移籍を経験した現役の助っ人は他にもいる。もちろん、元球団の成績を上回るほどの数字を残している選手はいるが、その一方で当初の期待を裏切ってしまった選手も少なくない。

 現役助っ人の中でも、一番の成功例と言えるいえるのがDeNA・ロペス。最初に入団した巨人では2013年〜2014年の2年間で40本塁打、112打点をマークするも、捕手・阿部慎之助が一塁にコンバートする関係もあり2014年オフに戦力外に。しかし、直後に加入したDeNAでは今シーズンまでの5年間で146本塁打、434打点を記録し、105打点をマークした2017年にはセ・リーグ打点王にも輝いた。

 また、2011年に入団したDeNAでは一軍で1試合しか登板できず、2014年限りで戦力外となったチェン・グァンユウも、テストを経て入団したロッテでは2015年から今シーズンまで116試合に登板。今シーズンは自身キャリアハイとなる44試合に登板し、シーズン後には台湾代表の一員としてプレミア12に出場するなど、チーム、そして代表のブルペンを支える貴重な戦力となっている。

 一方、2017年に35本塁打王でセ・リーグ本塁打王に輝き、同年オフに中日から巨人へ移籍したゲレーロは、2018年〜2019年の2年間で36本塁打と低迷。思うような数字を残せないまま、今シーズン限りで巨人を退団している。

 2018年に中日で13勝を挙げたガルシアは、同年オフに阪神に移籍。オリックスからFAで獲得した西勇輝と共に先発陣を牽引するような働きが期待されたが、今シーズンは前年の半分以下となる6勝しか挙げられなかった。今オフはチームに残留しているが、2年連続で不振となると来オフは首が涼しくなる可能性も否定はできない。

 日本でのプレー経験が、必ずしも成功を約束してくれるとは限らない助っ人の国内移籍。今回それぞれ新天地へと移ったビヤヌエバ、ジャクソンは、果たして来シーズンどのような成績を残すのだろうか。

文 / 柴田雅人

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