記事によると、14年4月から出演してきた橋本氏は、豊富な知識やバランスの取れた発言で視聴者にも好評。しかし、秋の改編期に新たなスタイルの番組を押し出すために、局側がリニューアルを決めたという。
なお10月以降、橋本氏とコンビを組んで来た同局の大下容子アナウンサーは引き続き司会を務める予定だというのだ。
橋本氏は、故・橋本龍太郎元首相の異母弟。慶應義塾大学卒業後、NHKの社会部記者やキャスターとして活躍後、91年の高知県知事選で初当選。4期務めて退任していた。
「硬派な報道が好きなテレ朝の上層部だけに、橋本氏のスタイルをかなり気に入っていた。ところが、あまりにもガチガチ過ぎて、主婦層の視聴者をあまり取り込むことができず。好感度の高い大下アナとコンビを組ませることでバランスをとろうとしていたが、このところ、それも厳しくなってしまっていた」(テレビ局関係者)
各局の昼の時間帯の視聴率バトルを長年リードしていたのはTBS系「ひるおび!」だったが、ここに来て、フジテレビ系「バイキング」が台頭中。他局もその状況を見逃しているわけにはいかなくなったようだ。
「フジ、テレ朝、TBSは情報番組。日本テレビ系の『ヒルナンデス!』は他局と差別化を図る主婦向けの情報が中心だったが、このところ不調。そのうちリニューアルするのではと言われている」(同前)
橋本氏の後任は“打倒「バイキング」”という大きな使命を背負わされることになりそうだ。