同作は、おせっかいで情に厚い大工の棟梁(長渕)の家族愛を描く感動作。瑛太、飯島直子、広末涼子らが共演者に名を連ねているが、上田は、人に対する優しさを貫く居酒屋の店主を演じ、長渕が上田演じる店主に愚痴をこぼす場面もあるという。
「上田といえば、以前から長渕の熱狂的なファンと公言。かなり多忙なはずだが、『エキストラでも何でもOKです』と名乗りを上げていたようです」(映画業界関係者)
昨年4月に製作発表会見が行われその後クランクインしたものの、劇場公開がなかなか決まっていなかったが、今月31日からスタートする長渕のライブツアーでの先行上映が決定したと発表されていた。
ライブでの先行上映は、日本映画史上初めての試み。長渕の出身地・鹿児島県を皮切りに、全国10カ所、全17公演で映画を上映。約2時間の上映後に約1時間のライブを行うそうだ。
「完成披露試写会ならば話は分かるが、そんなに数多く事前に上映するのは戦略としてはいかがなものかと思う。幅広いファン層が劇場に足を運びそうな作品ならまだしも、長渕の映画で劇場に足を運ぶのはコアなファンぐらいだろう。ツアーで上映してしまったら、劇場に足を運ぶファンが減るのは考えれば分かること。しかし、長渕の周囲には“イエスマン”しかいないので誰も止められなかったようだ」(音楽業界関係者)
主題歌は、長渕が映画のために書き下ろした楽曲「Orange」だ。長渕の熱い思いが“空回り”しなければいいのだが…。