「嵐の場合、基本的にファンクラブに入らないとチケットが手に入らない人気ぶり。だから、現在の会員数は約60万人と言われており、年会費(入会金を除く)4000円×60万人だから年間24億円の収益を上げている」(レコード会社関係者)
しかし、あまりの人気ぶりに、会員がチケットをとろうと応募しても毎回抽選。必ず購入できるわけではなく、おまけに、手数料まで払わなければならないという。
「1人4枚までしか申し込めず、抽選販売にもかかわらず、完全前払い制で、申し込み手数料という名目で500円を徴収される。でも、そんなシステムっていうのは、FCの会員になって初めて知らされた。昨年のツアーだと、FC会員のチケット代金は7000円で手数料500円だから、7500円払った」(20代のFC会員)
スポーツ紙によると、昨年の嵐の全国ツアーの観客動員数は76万人。
つまり、チケットの売り上げは76万人×7000円で53億2000万円。それに加え、手数料収入は、複数公演を観覧したファンも含み、500円×FC会員の半数の30万人と仮定しても1億5000万円でチケット売り上げとの合計で54億7000万円となるが、チケットをとれなかったファンからも、とるものをしっかりととるという。
「チケットをとれなかったファンには後日、郵便払い出し証明書が送られてきて、返金手数料の700円を引いた形で返金されるが、チケットをとれなくて700円損をする仕組みはあまりにも不条理」(同)
700円の中から事務手数料を引いたとしても、数百円×チケットをとれなかったFC会員の分はジャニーズのもうけなのだ。
これだけの“集金力”が確立していれば、“ジャニーズ帝国”がますます繁栄するのも納得だ。