事の発端は、モデルのKaoRiさんが4月1日に公開した「その知識、本当に正しいですか?」というブログ。記事内でKaoRiさんは、荒木氏からほぼ無報酬でミューズ“役”を務めさせられたり、モデルとしてはもとより人間としてもぞんざいに扱われていたことを告白。女性が性被害を告発する世界的ムーブメント「#meetoo」として注目を集めていた。
そんな中、水原がこの告発に反応し、9日に自身のインスタグラムのストーリーを更新。KaoRiさんのブログを引用しつつ、「かおりさん長い間どれ程苦しかったか、辛かったか、想像するだけでも心が痛みます」「モデルは物じゃない。女性は性の道具じゃない」とコメント。
また、自身も20代前半の頃、某企業の広告撮影で上半身裸になり手で胸を隠して撮影することがあったそう。その際、企業の上層部の男性と思われる社員が20人ほどスタジオに来たといい、抗議したものの「仕事だから拒否できないんだよ」と突っぱねられた過去の体験を語った。
水原は荒木氏に対し、「荒木さんあなたにとって女性とは一体何ですか?」と語りかけ、「私も何度も撮影をして頂いた事もあったからこそ、シンプルに、残念極まりないです」とつづっていた。
水原のこの行動力に、ネットからは「仕事を理由にその撮影に関係ない人に裸を見られていい理由にはならないし、一人の女性の尊厳が傷つけられてしまうことが正当化されてはならない」「水原希子は普段から風当たり強い印象あるけど、今後の仕事のこともあるだろうにきっちり意見してくるのすごいと思った。なんにせよ勇気がいることだと思う」「日本もどんどん#meetoo 盛り上がって欲しい」といった称賛の声が相次いでいる。
水原の勇気ある行動により、KaoRiさんの「#meetoo」もより多くの人の目に触れられることとなった。日本ではまだ浸透しきれていない「#meetoo」もこれを機に大きく広がっていくかもしれない。
記事内の引用について
水原希子公式インスタグラムより https://www.instagram.com/i_am_kiko/