エントリー総数2413組の中を勝ち残ってきたファイナリスト10組は、うるとらブギーズ、ネルソンズ、空気階段、ビスケットブラザーズ、ジャルジャル、どぶろっく、かが屋、GAG、ゾフィー、わらふぢなるお。
その内、どぶろっく、うるとらブギーズ、ジャルジャルの3組がファイナルステージに進出した。そして、その3組の内、決勝のファーストステージ・ファイナルステージで披露した2ネタの合計が高かった芸人が優勝となる。
その結果、どぶろっくが1ネタ目480点+2ネタ目455点で合計935点、うるとらブギーズが1ネタ目462点+2ネタ目463点で合計925点、ジャルジャルが1ネタ目457点+2ネタ目448点で合計905点をそれぞれ獲得し、どぶろっくが優勝に輝いた。
優勝が決まった瞬間、どぶろっく・江口直人は号泣。そのことを司会のダウンタウン浜田雅功にツッコまれると、「涙じゃなくて我慢汁」と“らしい”言葉で笑いを誘った。
大会終了後、囲み取材に登場したどぶろっくの森慎太郎と江口直人。コンビ歴16年目で決勝初出場、賞レースでの優勝経験が初めてだという二人は終始戸惑い気味に記者の質問に答えた。
今回8年ぶりにキングオブコントに出場したのは、ケンドウコバヤシの後押しがあったからだという。下ネタのみのネタ大会にて、コバヤシに「このネタなら大きな大会でも戦える」と背中を押してもらい、森が出場を渋る江口を説得したとのこと。
2人は佐賀県基山町出身で、5歳からの幼馴染だ。この優勝を一番に誰に知らせたいかと聞かれた森は「江口の家族」と答え、江口は「基山町の町長やふるさとの家族、仲間」と答えた。2人は同町のふるさと大使を務めている。
今回、「大きなイチモツをください」というフレーズが印象的なミュージカル調のネタを2本続けて優勝したどぶろっく。森は、「いつもこういう大会では『にぎやかし』とずっと言われていて、今回もそう思っていた」と話すように、大会にネタを合わせていくのではなく自分たちらしいネタでの優勝。「コントというジャンルの懐の深さを感じた」と、“らしいネタ”で優勝できた感慨深さをかみしめるように話した。
優勝賞金の1000万円の使い道について聞かれると、森は優勝ネタにかけて「イチモツを大きくしよう」と答えたが、江口は「名誉のために言っておきますが、小さくはないです。大きくはないですけど」と訴えた。そんな江口は、優勝賞金で相方にギターを買ってあげたいと話した。「相方のギターのおかげ」でここまでやってこれたとのこと。ただし、「イチモツ型のギターを…」とらしさも忘れていなかった。
これからのどぶろっくの更なる活躍に注目だ。