14日に初回が放送された、キムタクことSMAPの木村拓哉主演の月9ドラマ「HERO」(フジテレビ)の視聴率が26.5%を記録した。
「現状のドラマの全体の視聴率からすれば、40%ぐらいに匹敵する価値がある。局内はお祭り騒ぎで、早くも最終回で42.2%という驚異的な視聴率を記録した『半沢直樹』(TBS)超えを目指してイケイケムードが漂っている」(テレビ誌記者)
各メディアでは高視聴率の原因を検証する記事ばかりが目立つ“礼賛ムード”が漂っているが、フジの上層部は浮かれてばかりいられないようだ。
「フジは19日から毎年恒例の夏のイベントがスタートしたが、力を入れているのは、低視聴率にあえぐ昼の情報バラエティ番組『バイキング』の底上げ。夏休み期間中にイベントで猛アピールし、視聴率を回復させることを重視している。もし、視聴率が回復しなければ、9月いっぱいでの打ち切りも浮上しているというからシャレにならない。ドラマも『HERO』以外は低迷が目立つだけに、番宣にもっと力を入れるべき」(芸能記者)
結局、神頼みならぬ“キムタク頼み”で浮かれるフジの先行きは厳しそうだ。
(不都合なスキャンダルを徹底的にスルーするジャニーズ事務所)
4月に「週刊文春」(文芸春秋)で未成年時の飲酒・喫煙および女性への性的暴行を報じられたジャニーズ事務所の人気グループ「ジャニーズWEST」の藤井流星が18日、都内で主演ドラマの収録を行ったことを各スポーツ紙などが報じた。
「未成年の飲酒・喫煙に厳しいことで知られるジャニーズ事務所だが、同グループはデビューしたばかりで、藤井は人気メンバー。結局、何の処分もなかった。だから、藤井は反省することもないだろう」(女性誌記者)
今週は「フライデー」(講談社)が「赤西軍団」の赤西仁、山下智久、関ジャニ∞の錦戸亮が一般人と警察沙汰のトラブルを起こしたことと、錦戸に一般人の新恋人がいることを報じたが、いずれも各メディアはノータッチ。
さらには18日発売の「東京スポーツ」が一面で嵐の櫻井翔と堀北真希が熱愛中であることを報じたが、この件に関してもジャニーズサイドはコメントすら出していない。
「いずれも、ジャニーズにとっては不都合なスキャンダルばかりだが、最近は、金銭的な損害が生じるようなスキャンダル以外は徹底的にスルーする方針。タレントたちも徹底的に守られるから勘違いしてしまう」(ベテラン芸能記者)
芸能界に築いた“ジャニーズ帝国”の牙城は、スキャンダルぐらいではなかなか崩れないようだ。