収録前日も飲んでいたというほど、仲が良い2人。関係性はここ1〜2年で築き上げられたと言い、志村は「まず俺の方がネタを見て好きになった」と語る。漫才を目の前で見てみたいと自分の番組に呼んだ志村は、収録後、酒好きで知られる大悟を「今度飲みに行こう」と誘ったという。
2人で飲む時は、ほとんどが仕事の話と語る志村に対し、大悟から「女の話もしますやん」とツッコミが。「お前が言うならオレも言うぞ!」と反撃があると、「ワシは家庭があるぞ」と制していた。
ちなみに千鳥としては、単独ライブの中で若手芸人や人気俳優らと“大悟魂”という芝居形式のコントを披露している。これは、毎年行われている舞台“志村魂”のパロディーである。このように大悟は志村との関係性を生かして、うまく笑いに昇華させているのだ。
同じよしもとで言えば、ナインティナインの岡村隆史も志村とは親交が深い。岡村は公に「二代目バカ殿をやりたい」と宣言しており(志村自身も、岡村を“二代目志村けん”に指名している)、正月恒例特番『志村&鶴瓶のあぶない交遊録』(テレビ朝日)での『英語禁止ボウリング』では、笑福亭鶴瓶らと共に軽妙なやりとりを毎年披露している。
「“アイーン”のギャグは、もともと声を出すものではありませんでした。バッファロー吾郎Aが楽屋で“アイーン”とふざけて言っていたものを、岡村が志村の前で披露したのが始まりです。志村はレギュラー番組がなくなり、“死亡説”が出た時期もありましたが、その後、人気も回復。このギャグで、ミニモニ。とコラボし『アイ〜ン体操』というシングルも出しました」(芸能ライター)
では、なぜこの2人は志村に気に入られているのだろう。
「かつてレギュラー番組で共演していたハライチの澤部佑にも共通することですが、“かわいげ”があるところでしょう。大悟とは酒好きな面がピッタリ合い、岡村は若手の頃から志村を慕っていた。澤部と飲みに行く際には、彼をイジり倒し、澤部からツッコまれると大笑いしているそうです」(同上)
志村が好きになる芸人は、本人がネタやキャラクターを気に入り、親交が深くなることが多いようだ。今後も、志村と飲みに行くことが増えていくであろう大悟のエピソードトークにも期待したい。