「『アオハル(青春)TV』というフジテレビ系の番組です。何かに一生懸命な人、つまりアオハル(青春)な人を密着するドキュメントバラエティだそうです。今年4月、9月に特番を組んで好評だったことからレギュラー化が決まったとか」(芸能ライター)
だが、注目すべきはそこではない。ヒロミがこの日曜夜9時に“戻ってきた”ということだ。一体どういうことなのか?
「1996年、この日曜夜9時枠で新しく始まったのが『発掘!あるある大事典』(関西テレビ制作、フジテレビ系)でした。これは毎回“お米”や“卵”、“年金”など1つのテーマを深堀りし、驚きの新情報を紹介するバラエティです。平均視聴率は15%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、安定した人気を維持していました。開始当初は堺正章とヒロミがMCを務めていましたが、2004年、リニューアルを機にヒロミだけ降板。新たに始まった『発掘!あるある大事典II』には志村けん、柴田理恵が新加入しました」(同)
人気番組をいきなり降ろされるという屈辱を味わったヒロミ。彼はこの一件によって堺との確執が噂され、さらにはその後、テレビの露出が減ったことから、業界から「干された」という説が長い間流布していた。だが後に、彼が仕事を減らしていったのは親しくしていた放送作家の死が原因だと『金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で本人が言及している。
いずれにしてもヒロミにとってはまさに因縁の枠。15年ぶりの復活登板というわけだ。しかし、彼にはさらにある重責がかかっているという。
「その後、『あるある大事典II』は、納豆ダイエットのデータを改ざんし捏造していたことが分かると、医学界を含めた大スキャンダルに発展し、パート2にリニューアルされたわずか3年で打ち切りの憂き目に遭いました。それ以後、この枠はバラエティ枠になったりドラマの枠になるなど紆余曲折。阿部サダヲ・芦田愛菜主演の『マルモのおきて』がヒットしたこともありましが、結局、この枠は『死に枠』になってしまった。ヒロミにとってはある意味、この枠を立て直す使命も担っているのです」(業界関係者)
しかし、裏番組にはTBS系のドラマ枠「日曜劇場」、『行列のできる法律相談所』(日テレ系)も控えている。ヒロミには15年前のリベンジをしてほしいところだが……