「ダイアンは養成所のころから注目されていて、劇場では不動の地位を築いていました。東京では、津田がキャラクターを前面に出してバラエティー番組に出ていき、徐々に浸透してきているようです。それが功を奏したのか、『帰れま10』(テレビ朝日系)などの人気企画にも出演。津田の後に控える西澤もトークがウマい。千鳥の次は“ダイアンだ”という声もあります」(お笑いライター)
賞レースで活躍し、2017年に上京した和牛や銀シャリと違い、40代で何のキッカケもなく東京に来たダイアンは、大阪にレギュラーを4本(うちラジオ1本)残していることでも有名。今やテレビで観ない日がない千鳥(ノブ、大悟)でさえ、大阪ではレギュラー1本しか残さずに勝負に挑んだ。それでも、ブレークまで5年かかったこともあり、「ダイアン大丈夫?」と心配する声もあるという。
「大阪にレギュラー番組を残して上京するのは希少なパターンですが、その番組は今田耕司、東野幸治がそれぞれMCを務めているものと、自分たちの冠番組です。レジェンド芸人とはめったに絡むことができませんし、勉強にもなる。“番組をやめたくない”というのが彼らの本音だったのでしょう。それを逆手に取って“レギュラーを残した”とイジられてテレビに出ている……意外と策士かもしれません」(同上)
時を同じくして『キングオブコント2017』王者のかまいたちも2018年春に上京している。しかし、彼らは自身のMC番組は残しているものの、ほとんどのレギュラーを捨てて東京に出てきた。番組を多く残したダイアンと番組や劇場で比較され、笑いを生み出している。この2組、“持ちつ持たれつ”と言ったところか?