会場となった川崎市体育館での開催では恒例となっている、約10mの間隔で設置された2つのリングで行われた、佐々木貴&アブドーラ小林VS葛西純&“黒天使”沼澤邪鬼VS伊東竜二&isamiVSシャドウWX&ジ・ウインガーのダブルリング4WAYタッグデスマッチは、会場中が戦場となり、観客が逃げまどう修羅場が繰り広げられた。
BJWデスマッチヘビー級王者、佐々木への挑戦権をめぐって、大日本内部で三つ巴の内紛がぼっ発した。この日、勝利を収めた小林が佐々木への挑戦を表明したのに続き、伊東、沼澤も挑戦を直訴し、3人は大乱闘。アパッチプロレス軍の佐々木に約1年、奪われたままの団体の至宝奪回に向け、所属選手3人が火花を散らした格好だ。佐々木は「ようやく尻に火が着いたか?オレは1人ずつ順番にでも、3人で1番を決めてソイツと戦ってもいい。好きにしろ」と王者の余裕を見せた。今後の大日本ではベルト挑戦をめぐって、この日のデスマッチを超える壮絶な内部抗争が展開されそうだ。