森福の引退を伝える『西日本スポーツ』(西日本新聞社)の紙面を収めた画像と共に600文字以上の文章をインスタに投稿した斉藤氏は、冒頭で「この日が来てしまった…」と率直な心境を吐露。
続けて、「同時期にプレーしたり、ユニホームを着た選手への思入れがある。だから今後の事が気になってた…。先日会った時に現状の話は聞いてたし、今後の思いも聞いてた」と、森福の去就を気にかけていたことを明かした。
現役時代の後輩の中でも、森福には一番怒ったという斉藤氏は、「残念な気持ちと…まだまだ若いのに…という気持ちでいっぱい」とその後輩が現役を退くことへの無念さを口に。
ただ、その一方で「どんな思い出あっても、本人が決めた決断!」、「考えて考え抜いた決断なら間違いはないはず!」と、自らユニフォームを脱ぐと決めた森福の意思を尊重してもいた。
「森福!13年間本当にお疲れさん」と、投稿の最後に改めて森福をねぎらった斉藤氏。「プロ野球選手としては決して体格に恵まれてたとは言えへんけど、勇気を持って左腕を下げる決断をし、覚悟を持って前に進んだ姿は、同じ様な状況の投手達にも勇気と可能性を感じさせたと思う」と、172センチ・70キロの小さな体格で打者に立ち向かった森福に最敬礼した。
今回の投稿を受け、ネット上のファンからは「森福さんのことそんなに気にかけてたんですか?」、「可愛がってた後輩がFAから3年で引退は寂しすぎますよね...」、「斉藤さんとの体格差(※斉藤氏は192センチ・97キロ)を考えると、より森福さんの凄さが分かるような気がします」、「森福さんをこんな風に褒めてくださってありがとうございます」といった反応が多数寄せられている。
1996年に入団し2013年までダイエー・ソフトバンクに所属した42歳の斉藤氏と、2007年に入団し2016年までソフトバンクでプレーした33歳の森福。この両者は森福が入団した2007年から、斉藤氏が現役を引退する2013年まで共にソフトバンクに所属している。
なお、引退を伝える報道の中では、森福が引退後に東京から福岡に拠点を移すと伝えられている。斎藤氏も同じ福岡でメディア出演や講演などの仕事に精力的に取り組んでいるため、今後はテレビ番組やイベントでの共演も見られるかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
斉藤和巳氏の公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/kazumi.66/