オリコンが「2014上半期ブレイク女優ランキング」を発表した。調査は7月3日〜7日にかけて、10代から40代の全国のオリコンモニター1000名を対象に、インターネットを通じて、実施された。
栄えある1位に輝いたのは、CMクイーンとなった有村だった。有村は「2013ブレイク女優ランキング」で能年玲奈に次ぎ2位だったが、今年上半期の活躍で堂々の首位に立った。
CMのみならず、有村は今年に入ってから、「失恋ショコラティエ」(1月期/フジテレビ)、「MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜」(4月期/TBS&WOWOW)、「弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜」(4月期/日本テレビ系)と3作の連続ドラマにレギュラー出演。
7月19日公開の話題のジブリ映画「思い出のマーニー」では、マーニー役で声優にチャンレンジ。10月7日から上演される舞台「ジャンヌ・ダルク」では主演を務めるなど、CM、ドラマ、映画、舞台と、まさに引っ張りだこだ。
2位にはNHK連続ドラマ小説「ごちそうさん」で、大ブレイクを果たした杏が入った。杏は主演を務めた「花咲舞が黙っていない」(4月期/日本テレビ)も高視聴率をゲットし、今や“新・視聴率女王”の称号を手にした。
昨年のランキング首位だった能年は3位にランクイン。NHK朝ドラ「あまちゃん」以降、CM以外のテレビへの露出を抑えているだけに、評価が下がったのはいたしかたないところ。能年は8月16日公開の映画「ホットロード」で主演を務め、不良少女役を演じる。同作品は能年の女優としての今後を左右する作品となりそうだ。
4位には個性派女優の二階堂ふみが入った。二階堂は6月に公開された映画「私の男」「渇き。」に出演。昨年のランキングでは10位にランクインしていた。
5位には絶好調のNHK朝ドラ「花子とアン」で主役を演じている吉高由里子、6位には「ごちそうさん」でブレイクした高畑充希が入った。
以下、7位=石原さとみ、8位=剛力彩芽、9位=松たか子、10位=橋本愛の順となった。映画「小さいおうち」「アナと雪の女王」での演技力が評価され9位に入った松は、すでにトップ女優で、このランキングに入っているのは、いささか不適切に思える。
ランキング入りした10人中6人がNHK朝ドラに出演した女優で、今後も朝ドラは有望な若手女優の飛躍の場となりそうだ。
(坂本太郎)