さて、今週は川崎競馬場で「第42回戸塚記念(SII)」がおこなわれます。今年最後の3歳牡牝混合重賞で、ここ3年連続牝馬が優勝しています。4年連続牝馬の優勝を目指して今年も紅一点カイカヨソウが出走を予定しています。4年連続牝馬の優勝か、はたまた牡馬が意地を見せるのか、川崎の夜に熱き戦いが繰り広げられます。
川崎の夜に勝利の星を輝かせるのはこの馬だ!歌手としてもデビューし、澄んだ瞳をますます輝かせる剛力彩芽ことカイカヨソウです。今回は2100mという長丁場。全馬初めての距離になりますが、その中でも一番適性があると思われるのがカイカヨソウ。エリシオ肌に父ティンバーカントリーと血統面ではスタミナに問題なし。馬体面でも胴が伸びており繋ぎも長めで距離延長はプラス。前走の東京ダービーでは、直線入り口まで抜群の手応えで来ていましたが、8枠13番の外枠スタートということもあり、前に壁が作れずスタートから向正面までややかかっていたのが響き手応えほど伸びきれませんでした。しかし、2000mの内1000m近くかかっていたにもかかわらず、勝ち馬から0 秒5差の4着まで来たということはそれだけスタミナがあるということ。今回は6枠10番ということで前に壁を作って走れるため、前走ほどかかることはないでしょうし、重賞4勝と断然の実績からもここは突き抜けてくれるでしょう。
相手は本命馬に引けを取らないスタミナの持ち主トラバージョ。ラムタラ肌に父ワイルドラッシュとこちらもスタミナに自信がある血統構成で、前走のレースぶりを見る限り距離が延びてより良さが出るタイプ。前走最後の直線でなかなか加速出来ませんでしたが、残り100mあたりから馬体が沈み、クビを使ったフォームに切り替わるとグングン伸びて2着に0秒9差をつける圧勝。エンジンのかかりが遅く、距離延長がプラスになることは明らか。舞台は大井から川崎に移りますが、2戦2勝と得意としている舞台でプラスはあってもマイナスはありません。
▲はエスケイロード。大井では掲示板にすら載ったことがありませんでしたが、前走は折り合いがついたことで4着に入り初めて掲示板に載りました。今回は得意の左回りに変わることはもちろんのこと、折り合いに進展が見られたことでより末脚に磨きがかかることでしょう。
以下、血統から距離延長歓迎なハブアストロール、休養で成長を促したイヴアルブまで。
◎(10)カイカヨソウ
○(8)トラバージョ
▲(14)エスケイロード
△(7)ハブアストロール
△(6)イヴアルブ
買い目
[馬単]2点
(10)⇔(8)
[3連複2頭軸流し]3点
(10)(8)-(14)(7)(6)
[3連単]6点
(10)(8)→(10)(8)→(14)(7)(6)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。