基本的にはタイムを軸に予想しています。では、なぜタイムを軸にしたかというと、切っ掛けはニュートンさん(数学者)が全てを数値化出来れば未来は予測出来る。というのを見たからです。その後この話はいろいろあって否定されてしまったのですが、ロケットを打ち上げるには、やはり出来るだけ数値化して打ち上げているのです。
競馬を始めた頃は、レースを観て、強い弱いを目測で判断していました。日常生活をしている時は、目で見た情報が重要視されています。コップを掴むのにも、椅子に座るにも目測で判断しています。
しかし、目測は便利ですが細かい錯覚を起こす事が多いのです。同じ大きさでも背景により、同じ大きさの物が違って見えたり、遅い車を抜き去る車と速い車を抜き去る車を目測すると、同じ速度でも遅い車を抜き去る車の方が速く走っていたように見えます。人の脳は、ギャンブルをやるには向いていないと言われています。
恐らく、人間が培ってきた基本的な思考で判断するには向いていないのでしょう。3連勝してきた馬がぱったり勝てなくなってしまうなんて事は多々あります。その馬が弱くなったのでしょうか。タイムを見比べてみるとそんな事はないのです。以前通りに走っています。ここは、見ている側として錯覚を起こしているのです。
男性と女性では、色の見え方が違うそうです。ピンク色の物を見て、女性は可愛いと思うのに対して、男性は何が可愛いのか分からない事がありませんか。人だけでなく、性別でも見て感じる事や印象はかわります。人の見ている映像は本来は逆さだそうです。それを脳がまた逆に戻しているそうです。目で見た物は、脳で色々と変換されているのです。
これで、正確なスピードや力を計れるでしょうか。また判断するには難しいというより必ず錯覚を起こしていると思うのです。だから出来るだけ数値化しようと思ったのです。
ですが、一から予測する方法を作るには私には無理なので、出来るだけ数値化して予想している身近なものと言えば!ということで、天気予報を参考にしたのです。
天気予報は、基本的に天気・気圧・風向・風速・気温・湿度を数値化し、数値モデルを同化して、天気を予想しているそうです。もちろん、予報者の経験値(過去のデータ)も加味しています。そこで、天気・気圧・風向・風速・気温・湿度・経験値の7つのファクターを競馬に置き換えたのです。
天気→馬場差、気圧→枠順、風向→近走の着順、風速→走破タイム、気温→上がりタイム、湿度→斤量、経験値→展開のように置き換え、その過程で、ダートしか走った事の無い馬が芝のレースに初参戦した時や、その距離を走った事の無い馬、その競馬場で走った事のない馬などの到達予想タイムは、ダートで走ってきたタイム実績のある馬なら、芝ならこのくらいのタイムで走れるであろうと計算して推定タイムをだします。距離も同じです。これを同化するのが基本的予想スタイルです。
その後、レース毎に予想したものと結果を照らし合わして、データとして蓄積し、同じレースでも、年によって違う出走する馬たち(長い距離を走ってきた馬が多い年や短い距離を走ってきた馬が多い年の展開を数値化しておく)のデータを次に予想するレースの馬達のデータと照らし合わせて、展開を推測します。更にその後に、予想が的中した時と外れた時の平均誤差をだして、予想的中率で、当りやすいレースと当りにくいレースを振り分けて、勝負レースを選定します。短所は、新馬戦は全く使えません。
しかし、ここまで、数値化に拘っているにも関わらず初期の現象が後の結果に大きく変化をもたらすバタフライ効果のような血統や調教タイム、騎手、輸送は、数値化が非常に難しいので無視しています。
皆さんの競馬ライフにお役に立てればと思います。どうぞ宜しくお願いします。
☆高松宮記念予想
高松宮記念は、中京競馬場の改装により、馬場が変更されましたが昨年のレースだけを見ると例年同様に、走破タイム実績上位7頭の馬が3着までに収まっています。今回のメンバーの好走平均距離は、12年のレースメンバーに近いので、これに当てはめました。
今年のメンバーの到達予想タイム上位7頭は、次の通りです。下記の順番は無視して下さい。馬場差の補正済みです。
馬名 枠順 好走距離
ロードカナロア (11) 1200
ドリームバレンチノ (12) 1200
マジンプロスパー (8) 1400
スギノエンデバー (4) 1200
ツルマルレオン (7) 1200
サンカルロ (9) 1400
フィフスペトル (10) 1600
右側の数字はその馬自身のベストラップを出したと思われる距離です。では、去年はどのような馬が3着までに入ったかというと1200mがベストラップである馬が1着と3着に入り2着に1400mの馬が入っています。
そして、1着になった馬の特徴は、机上での計算では到達予想タイムがもう少し長い距離でベストラップを持っている他の馬に引けをとりましたが1200mがベストラップである馬達の中では1番速い馬が勝ちました。
それを見るとロードカナロアとドリームバレンチノが有力になります。また、2着なった馬は1400mでベストラップを持っている馬が入ったのでマジンプロスパーとサンカルロが有力です。
3着は、走破タイム実績の上位7頭までで、1200mがベストラップの馬が入っていましたので、スギノエンデバー 、ツルマルレオンが有力になります。
馬名
(11)◎ロードカナロア
(8)○マジンプロスパー
(12)▲ドリームバレンチノ
(4)△スギノエンデバー
(7)△ツルマルレオン
(9)△サンカルロ
(10)△フィフスペトル
馬単 (11)(8) (11)(12) (11)(4)
3連単 (11)-(8)(12)(4)(7)(9)(10)
ロードカナロア1頭軸マルチ
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。