☆中山11R「カペラステークス」(ダ1200メートル)
◎14コーリンベリー
○1ノボバカラ
▲11ニシケンモノノフ
△4グレープブランデー、13キタサンミカヅキ
コーリンベリーの指揮官、小野調教師に勝算を聞くと「GI(15年JBCスプリント)を勝っている馬だからね」。勝ってもらわないと困るよ、という強い意欲が伝わって来た。状態も申し分ないとなれば期待して大丈夫。JBC連覇を目指した前走は3着と涙を呑んでいるが敗因は明らか。「枠順が全て。スタートしてすぐコーナーのある川崎は枠順の差が勝敗を大きく左右する。それが寄りによって、大外(12)番枠(去年は(2)番枠)だから泣きたくなったよ」と、大巻厩務員。しかし、中山1200メートルは相対的に真ん中より外枠が優勢。(14)番枠なら全く心配無用だろう。いずれにしても、<4110>と、安定感抜群の1200メートルなら信頼度は絶大だ。当面の相手は、ノボバカラ。短距離の重賞を2勝している実績馬。適鞍を得て好勝負に持ち込みそう。
☆中山10R「美浦ステークス」(芝1800メートル)
◎8サクラアンプルール
○9パリカラノテガミ
▲15フェルメッツァ
△1トミケンスラーヴァ、7マローブルー
中山巧者のサクラアンプルールをイチ押し。ここまで500万→千万特別を連勝、3着1回だから自分の庭も同然だ。クラスも3度目で準オープンの流れは体得している。加えて、休み明けを1度使われた効果も大きい。その前走ノベンバーSは4着に敗退しているが、着差は僅か0秒1。得意の中山コースに替わり巻き返しは必至だ。注目のハンデも据え置きの55キロなら間違いなく能力全開出来るハズ。期待したい。パリカラノテガミが不気味。休み明け2戦目の上昇度と、1800メートル3勝の距離適性を考えれば好勝負必至。
☆中京11R「名古屋日刊スポーツ杯」(芝2000メートル)
◎9タイセイサミット
○8キンショーユキヒメ
▲4サイモンラムセス
△1アドマイヤコリン、6ビオラフォーエバー
休み明け以降、3着、2着と成績も調子も右肩上がりの3歳馬タイセイサミットに期待。もともと、毎日杯3着、弥生賞4着と重賞レースで好走して来た実力はオープンレベル、と言っても過言ではない。完全に軌道に乗ったとなれば、もう負けられない。相手は、紅一点のキンショーユキヒメ。前走の衣笠特別4着は不利が重なり、全く競馬に参加できなかった。度外視して大丈夫。クラスのメドは立っているし巻き返しは十分ある。
☆阪神11R「阪神ジュベナイルF」(芝1600メートル)
◎18リスグラシュー
○2ソウルスターリング
▲11ジューヌエコール
△1ディーパワンサ、4レーヌミノル
立て続けにベストパフォーマンスを披露している、リスグラシューがもう一段ジャンプ。2歳女王の座を手にする。新馬戦こそ2着と惜敗しているが、2戦目に1800メートルの未勝利をレコード(1分46秒2)で圧勝(0秒7差)。返す刀でアルテミスSも優勝。能力の高さを見せつけている。飛ぶ鳥を落とす、この馬の勢いを止めるのは至難。一見不利な大外(18)番枠も心配無用。というのも、無類の勝負根性の持ち主とはいえ428キロと小柄な牝馬。内枠だったら馬込みでプレッシャーをかけられ、いたずらにスタミナを消耗する心配があったからだ。その点、この枠順なら内の馬を見ながら運べるし能力全開は間違いない。強敵は、ソウルスターリング。目下、新馬→オープン特別2連勝中で完成度は高い。さらに、決めても秀逸。2戦ともメンバー最速の上りがそれを証明している。馬群をスムーズに捌ければ逆転も夢ではない。
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。