search
とじる
トップ > レジャー > 考えるキャバクラ〜大きく分類の違う北海道のキャバクラ〜

考えるキャバクラ〜大きく分類の違う北海道のキャバクラ〜

 内容や法的な問題によって、飲み屋の業種分類には明確な差別化がされている場合と、あやふやなケースもあることは前回に述べた通り。そのため特にはっきりとした規定がなく、目安として業種分けされているようなものは、地方によっても呼び方が違うこともある。これが非常に顕著なのは北海道で、とりわけ札幌ススキノでは、飲み屋系業種の呼び名が特殊なものになっている。簡単に解説すると、一般的なキャバクラサービスのお店は、北海道ではクラブ、あるいはニュークラブと呼ばれており、北海道でキャバクラといえば、その内容は、いわゆるセクパブに近い。
 それぞれの業種が、ちょっぴりエロく、気軽に楽しめる方向に、一段スライドしていると考えればわかりやすいわけだが、なぜ、このエリアでは全国分類と違う呼称が付けられているのか。実は、札幌ならではのはっきりとした理由があるのだ。

 その源流をたどっていくと、80年代後半から90年代のキャバクラブームに遡る。当時ススキノでは、客に密着しての膝乗せサービスが当たり前になっていたなど、他エリアでは見られない独特のスタイルが流行しており、テレビの深夜番組や、新聞・雑誌をはじめとするマスコミ媒体にも注目され、「ススキノのキャバクラは過激」という評判になっていた。そんな名残が、今なお脈々と活き続けているため、現在でも密着サービスは普通にあり、中にはダウンタイムまで設定しているお店も存在している。キャバクラという呼称でありながら、過激サービスがあるのは、そんな歴史的な流れに影響されているためなのだ。最近、首都圏などで注目され、増加傾向にあるいちゃキャバも、新業種と言われてはいるが、ルーツはススキノスタイルにあると考えていいだろう。

 ちなみに、そんなススキノスタイルのサービス内容が、より過激なソフトエロとしてシステム化され、全国的に広まったものが、90年代中盤に登場したセクシーキャバクラだ。以後、爆発的な人気を呼んだこの業種だが、セクキャバ、セクパブ、おっぱいパブなど、地域や店舗によって呼称がバラバラになっているのは、密着やタッチといった内容は本来違法サービスなので、業種はお店側が独自に名乗るしかなかったためで、サービスがまちまちなのも同じ理由からだ。また余談ではあるが、キャバクラですら密着のあるススキノで、セクパブを名乗っているお店は、より密度の高いサービスをしているところも多い。ただし、あくまでもセクパブであり、過激さにも限度があるので、過剰な期待は禁物といったところだ。

 ところで、北海道でクラブと分類されるお店は、いわゆる高級クラブと同義の業種ではあるのだが、これがキャバクラを指す言葉になっているのは、全国的に比べると料金相場が格段に安いため。クラブに限らず、ほとんどの業種が低価格で楽しめるのは、ススキノの嬉しいポイントなのだ。場合によっては、旅費を考えてもお釣りがくるほどのお大尽遊びができるので、これからの季節、夏のボーナスで北海道夜遊びツアーを企画してみるのもいいかもしれない。

*写真は本文とは関係ありません

【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ