メンバーを見渡す限り、「何が何でもハナ」の気概がありそうなのはこの馬だけ。有力馬がこぞって先行激化頼りの差し・追い込みタイプなら、逃げ粘るシーンがあっても驚けない。前走・京阪杯(17着)は力負けというより、3角過ぎまで続いたテン争いに無駄な体力を奪われ、最後は馬が嫌気を差して走るのを止めてしまったもの。一方、すんなり先行できた時の粘りは特筆に値する。その好走パターンだった2走前・桂川Sの勝ち時計1分7秒9はGIII・シルクロードSを0秒2上回る優秀なタイムだった。GIIIで勝ち負けできる力は十分持ち合わせている。
【馬単】(7)=(16) (7)=(10) (7)(2) (7)(3) (7)(6) (7)(11) (7)(14)
【3連単】2頭軸マルチ(7)(16)軸(10)(2)(3)(6)(11)(14)
<チューリップ賞(阪神11R)=◎ストレンジラブ>
牧場時代から調教師が「間違いなくクラシックに乗ってくる」と、ぞっこん惚れ込んでいた好素材。前走・エルフィンSは前半に折り合いを欠きながらも、直線では外からグイグイと伸びている。なかなか先行勢が止まらず6着に押し上げるのが精一杯だったが、やはり能力は高い。その着順だけで見限ってしまうのは危険というものだろう。
【馬単】(14)=(10) (14)=(15) (14)(2) (14)(3) (14)(5) (14)(7) (14)(16)
【3連単】2頭軸マルチ(14)(10)軸(15)(2)(3)(5)(7)(16)