老いてますます盛んという形容がぴったりの活躍ぶりに、「最初から競走生命が長いだろうという予感はあった。筋肉の質が柔らかいし、関節にも柔軟性があった。こういう馬は衰えが急にくることはないから。入厩当初は弱いところがあったが、ここにきて体質が丈夫になったのもあるね」と萩原師は解説する。
昨21日の追い切りではWコースで5F63秒9、上がり3F35秒7→12秒2(G前追う)をマークし、併せたワキノムテキにクビ先着した。「先週もやっているし、終いの反応を確かめた程度。動きは良かったし、いい状態を維持しているね」
1200mは初体験で「はっきりいって未知数」と言うが、「もしアドバンテージがあれば、人間の指示に従順でレースが上手なところだろう」とも。鞍上は名手・安藤勝己。過去2戦で手の内に入れているだけに、大仕事をやってのけて不思議ない。