映画公開日:2016.9/10
監督:新城毅彦
主演:広瀬すず・山崎賢人
この作品はTVドラマ「あすなろ白書」や「君の手がささやいている」などの演出を手掛けた新城毅彦さんが監督を務めています。「あすなろ白書」と言えば1993年に木村拓哉さんや石田ひかりさんが出演された有名なドラマですので、「なつかしい〜」と記憶に残る方も多いのでは? そんな大ヒットドラマを数多く生み出した新城監督が手掛ける映画「四月は君の嘘」の主演を演じるのが今をときめく月9俳優の山崎賢人。
賢人くんは、最近最終回を迎えたばかりのTVドラマ「好きな人がいること」では、クールで不器用なイケメン男子を演じていましたね。このドラマを見て新たに彼のファンになった女性も多いのではないでしょうか。
そんな人気上昇中の賢人くんが今回演じているのは、メガネが良く似合う内気な高校生の有馬公生。公生は、ほのぼのとした、なんとなく冴えない男の子。幼き頃、天才ピアニストと呼ばれた彼の芸術家ならではの繊細なイメージは賢人くんにピッタリで、メガネ越しに見えるつぶらな瞳が母性本能をくすぐります。
そして、母の死後ピアノが弾けなくなってしまった公生が、あえてそれを弾くことで閉ざしていた心を開き、抱えてきた傷と向き合うコンクールのシーンでは、大切な人を想う気持ちを乗せて奏でる彼の音楽が心に沁み渡り涙が止まりません。
大きな苦悩を抱える公生が、恋や友情そして大好きな音楽を通して少しずつ前に進んでいく姿にたくさんの勇気を貰う事が出来る作品です。仕事で行き詰っていたり、歩むべき道に迷っていたりする方がご覧になれば、きっと何かを吹っ切る切っ掛けになるでしょう。
月9で見せた顔とは真逆の賢人くんに会う事が出来ますので「彼のギャップを楽しみたい」という方にもお勧めの映画です。ぜひ劇場に足を運んでみて下さい。
神伊 里砂