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共同通信杯(JpnIII 東京芝1800m 10日) サブジェクト 重賞V2へ視界良好

 昨年暮れのラジオNIKKEI賞で待望の重賞初制覇を達成したサブジェクト。新馬V直後から注目を浴び続けた素質馬がようやく本領を発揮した。
 「新馬戦ではものすごい切れ味で、本当に強いレースをしてくれた。あのころから期待していた一頭で、前走は乗り役のペリエが違った一面を引き出してくれた」
 片山助手が語るように、素質開花の引き金となったのがペリエの好騎乗だ。それまでの後方一機の競馬から一転して、先行抜け出し策へ。この鞍上の判断が功を奏して、これまでにない脚を発揮した。

 「本当に長くいい脚を使ってくれた。あの内容なら東京でさらに楽しみだし、この中間の雰囲気も抜群。今年初戦をいい形で飾りたいね」
 重賞連勝で3歳牡馬戦線を完全制圧へ。本物になったサブジェクトに敵なしだ。

 【最終追いVTR】DWコースで古馬500万と併せ馬を行い、6F83秒4、上がり3F38秒8→12秒1を一杯にマークした。引っ掛かった併走馬とは対照的に、こちらは折り合いもピタリとついて走りはスムーズ。馬体を併せて迎えた直線での追い比べでも力強い伸びで半馬身先着。ハミも最後までしっかり取っていい動きだった。

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