「噂になっているサプライズ案が二つ。一つが、日枝久会長と同時に亀山千広社長の電撃辞任説が囁かれているんです。株主やスポンサーの批判を交わすためですよ。フジ局員の年収は30歳で2000万円オーバーといわれ、業績と視聴率の低迷により、この給与体系も維持できなくなっているんです」(関係者)
二つ目は、この4月にスタートした新番組の大幅見直し案だ。
「フジはこの春にGP帯を対象に約40%超えとなる番組を打ち切ったばかり。それなのに、半年も経たないうちに再びその大半を打ち切るというんです。まさに異常事態です」(事情通)
現在、打ち切り候補となっているのが、鳴り物入りで始まったタモリと宮沢りえが司会のトーク番組『ヨルタモリ』。続いて審査委員長にビートたけしを起用し、芸人らが監督となりVTRを制作する『オモクリ監督』。さらに21年ぶりにフジが立ち上げた生歌番組『水曜歌謡祭』の3本だという。
「オールシングル視聴率なのに、制作費がギャラ込みでどれも3500万円オーバー。これではスポンサーが黙っていません」(制作会社幹部)
それだけではない。全日帯にも、有力な打ち切り候補番組が存在する。
「安藤優子と高橋克実が司会の『直撃LIVEグッディ!』です。視聴率2〜3%で番組一本の制作費がギャラ込み込みで1200万円。ライバルの『ミヤネ屋』は一本800万円。スポンサーは大激怒です」(関係者)
いずれにせよ、株主総会は大荒れ必至だ。