今度こそドリームジャーニーの勝つ番だ。
何といっても常につきまとってきた大幅な輸送減りがここにきてようやく解消されたことが大きい。以前は少しでも馬体減を抑えるために前々日輸送がお決まりだったが、前走の中山記念は久々の前日輸送。それでもマイナス6キロにとどまり、勝ち馬カンパニーにクビ差の2着。典型的な前残りの展開、差しづらい馬場だったことを考えれば、勝ちに等しい内容だった。この結果には吉村助手も「かわいがってばかりいてもしょうがないという意味で前日輸送に戻したんだけど、何の問題もなかった。もう心配ない」と満面の笑みだ。
この中間のカイ食いもおう盛で、今回は昨年9月の朝日CC(1着)以来となる輸送時間が短い関西圏での競馬。輸送減りで自滅するシーンはもはや考えにくい。
そうなれば、あとは馬場。回転の速いフットワークの敵である緩い馬場に今まで何度となく切れ味を殺されていたが、稍重発表にもかかわらずメンバー最速の上がり(3F)を繰り出した前走でそれもクリアした。吉村助手は言う。
「前走も下が緩かったのに伸びてきてくれた。週末の天気予報はよくないのかもしれないけど、よっぽど降らない限り、そこまでマイナスにはならない」
力のいる馬場だった阪神は今週からBコース。少々の降雨なら、実質、良でやれることは確実だ。
さらに、このレースが始動戦となるディープスカイ、マツリダゴッホに対し、自身は今年3戦目。それぞれ今後の思惑は違えど、臨戦過程は明らかにこちらに分がある。阪神コースは神戸新聞杯、朝日CCと重賞2勝。脚質にも幅が出たとなれば、ここはキッチリ決める。★★
※★=穴度。MAXは5