「夫とは、2年の交際を経て結婚しました。それから半年後、彼の両親に多額の借金が発覚したんです。それまでも何度か、夫が義理の両親にお金を貸していたことは知っていたのですが、翌月には返ってきていたものの、最近は返済がなく不安に思っていました。それである時、夫から伝えられたのは、実家には住宅ローンが数千万あり、それを返すために複数の消費者金融から借金、さらに固定資産税などもかなりの額を延滞しており、差し押さえ段階に入っているから、『なんとかしなければならない』と伝えられました」
相手の両親はすでに還暦を迎えており、今後は年金生活となるとのこと。そのため多額の住宅ローンや借金を柑菜さんの夫が負担することに絶望したという。
「私たちは今はアパート住まいですが、そろそろ子供も欲しいし、住宅の購入も考えていました。それなのに、今後はずっと生活を切り詰めて、返済される見込みがないお金を払っていかなければならないのは、非常に辛いです。なので、自己破産を申請してもらったらどうかと夫に提案したのですが、『世間体がある』『可哀想だろ!見捨てろっていうのか?』と逆ギレされたことにドン引きしました。なので離婚も考えています」
最後に、柑菜さんは「結婚する相手だけでなく、相手の両親もどのような人間なのかを興信所を使ってでも調査してから結婚するべきだった」と言って肩を落とした。
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