初ダート勝ちは今回と同じ札幌ダ1700mで6馬身差の圧勝。その後も札幌で1000万を卒業すると、続いて1600万を余裕の勝利で難なく勝ち上がり、オープン入りを果たしました。
そして、5歳を迎えた今年初戦、初重賞挑戦だった平安Sで後のフェブラリーSの勝ち馬サンライズバッカスをアタマ差抑えてタイトル制覇を成し遂げました。使った上がりは脅威の3F35秒1とダート馬らしからぬ切れ味がセールスポイントです。後方で脚をためれば、ためただけ伸びます。その鋭さは一級品。レースでは掛かることがないのでスムーズに末脚を繰り出すことができるのです。
待ちに待った待望のGI挑戦、フェブラリーSは出遅れてしまいましたけど、初のマイル戦でしたし、長距離輸送で体重も減っていたから本調子に欠けていた感は否めませんでした。それに、流れも少し忙しい感じでした。やはりもう少しゆったり走れる中距離戦の方が合っていそう。
5歳になり一戦ごとに成長が感じられますが、前走の東海Sはトウコンらしさが光ったレースぶりでした。初距離にも後方でしっかりと折り合い、小回りコースもリズムよく走れていた。徐々にスピードに乗ると直線は大外から一気にすごい脚を披露。まるで絵に描いたような理想の走りでした。横綱相撲ですよ。
この時から調子をグングン上げており、ブリーダーズGCを除外された後も調整は順調そのもの。動き、反応の良さは文句なしです。札幌とは相性のいいマヤノトップガン産駒。豪快な差し切りを決めます。