近年のダート牝馬戦線はJRA勢が上位を独占してきたが、南関最後の砦(とりで)として孤軍奮闘。休み明けを不安視された前走・スパーキングレディーCも、JRA勢を相手に圧巻の逃走劇を披露した。
中間も極めて順調だ。13日に船橋競馬場で行われた最終追い切りでは、単走で5F63秒5→49秒5→37秒2(強め)を計時。力強いフットワークに変わりはなく、二走ボケの不安はない。
ハンデは昨年から0.5kg減の58kg。今季、重賞2勝を挙げた上でのこの斤量には、他陣営から「軽い」とブーイングが出ている。一方、うれしい誤算に「58kgならメンバー的にも楽」と川島正師は強気一辺倒。笑いが止まらない様子だ。もはや、レースは2着争いに焦点が絞られたといっても過言ではないだろう。