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IGF アントニオ猪木、小川直也の師弟関係にヒビ。サイモン・ケリー猪木は小川に白昼テロ予告だ

 IGF第3弾興行が20日、東京・有明コロシアムで行われ、アントニオ猪木代表が、安田忠夫をいたぶる小川直也に鉄拳制裁を加えた。制裁に怒りを露わにした小川の宣戦布告を受諾し、IGFが内部分裂を起こし始めた。その一方で、一部始終を見ていたサイモンケリー猪木は、小川に嫌悪感を露わ。早くも小川包囲網を発動し、路上テロも辞さない構えだ。
 レネ・ローゼ、安田忠夫、小川の三つ巴戦の立会人を務めた猪木。
 事件は安田がレネをイスでKOした後、安田VS小川戦でぼっ発した。小川は2戦目で息も絶え絶えの安田に奇襲を仕掛け、容赦ないSTO、ミドルキックなどで、安田を粉砕。レフェリーまでも場外につき飛ばして試合を破壊してしまう。
 小川の暴走で収拾がつかない事態に猪木の怒りが爆発。放送席から立ち上がると「猪木コール」を背にリングイン。小川にナックルパートをぶち込むと、そのままスリーパーで締め落とした。

 「IGFって何なんだよ。何が情けだこのヤロー。師匠がそういう態度なら今日から敵だ」と謀反の姿勢を見せた小川に猪木は「それだったら天下獲れよ。オレを踏み台にできるならしてみろよ」と一歩も引かず。師弟は完全決裂。IGFの戦局は小川と猪木という二極化の様相を呈してきた。
 この情勢にいち早く反応したのが、猪木の婿養子サイモン・ケリー猪木だ。試合の一部始終を見ていたサイモンは「許せない。ちょっとアレはないんじゃないかな」と怒りに肩を震わせながら小川を糾弾。さらに「前から小川さんのことあんまり良く思ってないから」とし「うちの軍団に2メートルのがあと5人いるから、新宿伊勢丹前で襲撃しようかな」と白昼路上テロまでほのめかした。
 サイモンは「いつ何時襲われてもいいように覚悟しといてくださいよ」と不気味なテロ予告。早くも小川包囲網が発令された。まさに一寸先はハプニング状態だ。

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