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日本ダービー(JpnI、東京芝2400メートル、31日) アベコーの気になる本命は!?

 みなさん、お元気ですか。アベコーこと阿部幸太郎です。

 お待たせいたしました「日本ダービー」です。一国の大統領になるよりも、ダービー馬のオーナーになる方が難しいといわれるレース。強運の馬が優勝するといわれるダービー。昨年の夏からスタートした若駒たちの頂上決戦が、集った優駿18頭によって、いよいよゲートインです。
 迎えて76回目。過去10年のデータから「連対馬のすべては重賞馬」。うち18頭は芝1800メートルで優勝。そして、ダービーが「年明け初戦、ないし2戦目の馬の連対もゼロ」。さらに「1勝馬の連対もなし」。という基本的なデータをインプットして、今年のダービーを考察したところ、当初は休養明けのNHKマイルCをステップにしたブレイクランアウトが浮上。東京コースでラスト3F33秒台を刻める強烈なパンチ力が大きな魅力だったのですが、この降り続く雨で、パンパンの良馬場は無理。土曜の夜も雨予報。日曜日も太陽がのぞかないようなので、重馬場予想をベースに切りかえました。

 そこで、ここは一番、セイウンワンダーに期待の◎。昨夏の新潟2歳Sで大外から目の覚めるような追い込み劇。しかも、出遅れて道中は最後方から。にもかかわらず、不良馬場をものともしないラスト3F34秒4で圧倒。あまりにも見事な勝ちっぷりに、騎乗していた岩田騎手も手放しで絶賛していました。
 その後は暮れの朝日杯FSに直行。休養明けだったせいか、馬体はプラス10キロでしたが、難なく突破。さらに、そこから12キロ増えた年明け初戦の弥生賞は明らかに重め残り。初めて連対を外して8着に終わりましたが、ひと叩きした皐月賞の3着は能力から当然の結果といえます。4角でほかの馬にジャマされなければ、優勝したアンライバルドとの0秒3差はもっと際どかったはず。ともあれ、この一戦で距離に対しての不安は払拭されました。
 となると手前の関係で断然スムーズな左回り。新潟2歳Sの快走の再現です。

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